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  <title type="text">脳神経外科医　平野宏文のサイト</title>
  <subtitle type="html">脳神経外科医　平野宏文のウェブサイトです． 医師として，また，個人として，私と関係ある人々とのコミニュケーションを図るための場所です．
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　脳神経外科に関連する疾患についても記載していこうと思います．
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  <updated>2018-10-06T22:09:33+09:00</updated>
  <author><name>平野宏文</name></author>
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    <id>hirano.satsumablog.com://entry/157</id>
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    <published>2026-08-31T07:49:48+09:00</published> 
    <updated>2026-08-31T07:49:48+09:00</updated> 
    <category term="記録" label="記録" />
    <title>2026年8月のHPの記録</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<span style="font-size: 14px;">2026年8月が来ますね．<br />
</span><br />
日本ではほとんど報道がないが，今，アメリカ合衆国では，<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A6%E3%83%81" title="" target="_blank">アンソニー・ファウチ</a>氏の上院公聴会での証言が話題になっている．<br />
<a href="https://www.bbc.com/japanese/articles/cjrvl5rzqqno" title="" target="_blank">米ファウチ博士、上院公聴会で黙秘権行使　コロナ発生源めぐり</a>（BBC）<br />
<br />
<br />
アンソニー・ファウチ氏は新型コロナウイルス・パンデミックにおいて，大きな役割を演じてきた人物である．新型コロナウイルスの起源（自然発生説の宣伝）や皆にワクチンを接種させるワクチン接種方針，ワクチンの毒性の隠蔽にかかわってきたことが疑われている．<br />
<br />
強く疑われることはいくつかある．アンソニー・ファウチ氏自身が，武漢にアメリカの資金を送り，機能獲得研究を行わせ，人工的に新型コロナウイルスを作成する事に関与していたが，研究者がこのウイルスが，人工産物であると疑った論文や意見を発表することを妨害していたこと．<br />
ワクチンの毒性が強いことを知っていたのに，それを隠していたこと．<br />
ワクチンを皆に接種させるために，ワクチン接種をしない人々が，社会生活を営めないように世論を誘導していたこと<br />
コロナウイルス感染症にイベルメクチンやヒドロキシクロロキンが有効であることが提唱されると，それらの薬を貶め，効果がないとか，危険な薬であるとの言説を広め，ワクチン接種しか手段がないように装ったこと，などである．<br />
日本では，未だに，真実を調べようとせず，ワクチン接種を推奨している．アメリカ合衆国は，社会の復元力があり，間違ったことに対する検証を行う力があるが，日本にはそれがない事が残念である．反ワクという言葉で，陰謀論だといわれていたことが，事実であったことの解明がアメリカから始まっている．<br />
<br />
<br />

<blockquote class="twitter-tweet">
<p lang="ja" dir="ltr">ランドポール上院議員がファウチについて語った簡単な内容です。<br />
<br />
ファウチに対する議会侮辱罪の決議案が進んでいるんです。<br />
<br />
可決されれば司法省に送られ、起訴が勧告されることになります。<br />
<br />
ポール氏は、ファウチに恩赦の期間中に記録を破棄したか尋ねたところ、回答を拒否されたと明かしています。&hellip; <a href="https://t.co/i8ciHOFRF0">pic.twitter.com/i8ciHOFRF0</a></p>
&mdash; トッポ (@w2skwn3) <a href="https://x.com/w2skwn3/status/2082700624748233005?ref_src=twsrc%5Etfw">July 30, 2026</a></blockquote>
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<br />
<br />
<br />

<blockquote class="twitter-tweet">
<p lang="ja" dir="ltr">ランドポール上院議員が、ファウチへの公聴会について語ってます。<br />
<br />
まず注目なのが、ノーベル賞受賞者のデイヴィッド・ボルチモア氏も指摘していたウイルスの遺伝子配列の話なんです。<br />
<br />
フリン切断部位のコドンがCGG、CGGだった点が、研究所由来を疑わせる決定的な証拠だと言われてるんです&hellip; <a href="https://t.co/3K49McG4kf">pic.twitter.com/3K49McG4kf</a></p>
&mdash; トッポ (@w2skwn3) <a href="https://x.com/w2skwn3/status/2082841365642396064?ref_src=twsrc%5Etfw">July 30, 2026</a></blockquote>
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<br />
<br />

<blockquote class="twitter-tweet">
<p lang="ja" dir="ltr">ファウチが公の場で証言したものの、質問には一切答えず、反省も説明責任も感じられない態度だったとしてトゥルシー・ギャバード元国家情報長官批判が批判してます。&hellip; <a href="https://t.co/7HEmY4LdTc">https://t.co/7HEmY4LdTc</a> <a href="https://t.co/AMvTA9UW7M">pic.twitter.com/AMvTA9UW7M</a></p>
&mdash; トッポ (@w2skwn3) <a href="https://x.com/w2skwn3/status/2082739748804907024?ref_src=twsrc%5Etfw">July 30, 2026</a></blockquote>
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<br />
<br />

<blockquote class="twitter-tweet">
<p lang="ja" dir="ltr">COVIDワクチン関連の被害を巡る「責任追及」の議論です。<br />
<br />
ワクチン接種によってアメリカだけで推定50〜60万人の死亡、世界で数億人規模の後遺症が出ているという数字を前提にしています。&hellip; <a href="https://t.co/VdS9LUwW0d">pic.twitter.com/VdS9LUwW0d</a></p>
&mdash; トッポ (@w2skwn3) <a href="https://x.com/w2skwn3/status/2081226166372037111?ref_src=twsrc%5Etfw">July 26, 2026</a></blockquote>
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<br />
<br />

<blockquote class="twitter-tweet">
<p lang="ja" dir="ltr">⚠️ 新たな証言として、ファウチや多くのクズメディアは、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンが有効だとする研究が出始めたことで、mRNAワクチンの緊急使用許可を維持するため、既存薬の信用を失墜させる大規模な情報発信を行っていたことが証明されました&hellip; <a href="https://t.co/Zay3lRTCy3">pic.twitter.com/Zay3lRTCy3</a></p>
&mdash; トッポ (@w2skwn3) <a href="https://x.com/w2skwn3/status/2082949434464448842?ref_src=twsrc%5Etfw">July 30, 2026</a></blockquote>
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<br />
<br />

<div><span style="font-size: large;"><br />
<br />
</span><span style="font-size: 14px;"><br />
</span></div>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>hirano.satsumablog.com://entry/156</id>
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    <published>2026-07-31T05:04:50+09:00</published> 
    <updated>2026-07-31T05:04:50+09:00</updated> 
    <category term="記録" label="記録" />
    <title>2026年7月のHPの記録</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<span style="font-size: 14px;">2026年7月になりました．<br />
</span><br />
<br />
最近は人口が減少していることを度々感じるようになってきました．世界的に人口は減っています．少子化を何とかしたいと政府も自治体も個人も考えるようになっていますが，あまり上手くいっていないのが現状です．現在の出生率のまま推移すれば，日本に明るい未来はありません．「果てしない縮小」の過程を辿ることになります．中国や韓国は日本以上の急激な人口減少が訪れます．最新の合計特殊出生率（2025年）は日本が1.14ですが，韓国は0.8，中国も1.0くらいになっています．<br />
現在、世界で人口増加を牽引しているのは、主にサハラ以南のアフリカ諸国や中東の一部ですが，これらの国は，女性を「男性の所有物」あるいは「家系の存続のための道具」とみなしている地域です．私たちは女性の権利や自由を完全に保障した上で，なお『子どもを産み育てたい』と思える環境を作る必要があります．人権侵害を前提とした「高出生率」を文化とする人々を移民として受け入れる事は出来ません．<br />
<br />
私は子どもを育て,彼らが大きくなっていく過程を記憶していますが,それが人生における大きな宝であったように今では感じています.しかし,それが分かるのは,生殖年齢を遙かに過ぎた後である事が今の私には分かっています.このことを若いうちに理解できるようにしておくことも重要だと思います.<br />
<br />
しかし，現代の若者を取り巻く環境では，子育ての「楽しさや精神的報酬」よりも，「リスクやコスト」のほうが先に目に入ります．人権を守り、自由を保障した社会(先進国)において、最後に若者を「出産・子育て」へと動かすのは、強制ではなく「やってみたい」という自発的な動機です．<br />
<br />
昔の人間の多くは,乏しい資産の中で子育てしてきました.しかし,現在は資産をある程度持たなければ,子育てどころじゃない,という感覚が生まれてきました.<br />
<br />
労働に対する対価は,労働者が生きるためと，次の労働のための休息を確保するためと，次の労働者を再生産するための資源を得るため，の合計分くらいは最低必要です．これは，アダム・スミスやデヴィッド・リカード，カール・マルクスが定義した「労働力の再生産コスト」に示されています．<br />
<br />
1.労働者が今生きるためのコスト（日々の食料、衣服、住居などの必需品）<br />
2.次の労働のための休息（回復）コスト（心身の健康を維持し、明日も同じように働けるようにするための余暇や医療）<br />
3.次の労働者を再生産するコスト（子どもを産み、育て、将来の労働力として社会に送り出すための子育て・教育費）<br />
<br />
「普通に働いていれば，次の世代（子ども）を育てるための資源も給与に含まれているはず」というのが基本原則でなくてはなりません．<br />
<br />
しかし現代，特に日本などの先進国では，この「労働力の再生産コスト」が急激に上昇し，「日々の労働対価（フローの給与）だけでは賄えず，過去の蓄積（ストックの資産）を取り崩さなければ子育てに参入できない」という異常な事態となっています．<br />
理由は次のようになります．<br />
① 教育や生活水準の「高度化」によるコスト暴騰<br />
② 「r＞g」による、労働者と資産保有者の格差拡大<br />
「労働で得る賃金の伸び（g）」よりも「資産が資産を生むスピード（r）」のほうが圧倒的に早い．<br />
③ 労働対価における「再生産コスト」の切り捨て<br />
現代の企業競争や雇用の流動化（非正規雇用の増加など）の中では，労働対価の計算から「次の労働者を再生産するコスト（家族を養うための原資）」が抜け落ちています．<br />
<br />
先進国の労働者は「父親の片働き（1人の労働対価）だけで家族全員を養い、次世代を再生産できた時代」から、「共働き（2人の労働対価）でも生活に余裕がなく、子育てを躊躇する時代」を生きなくてはならなくなっているのです．<br />
<br />
現在生じていることは，少数の裕福な資産家に多くの富が資産という形で蓄積され，多くの人々，大衆の取り分が小さくなっているという事実に起因します．人類の蓄積した資産は大きくなっているのに，次世代再生産を行う大衆の資産が極めて乏しくなっているのです．<br />
つまり，本来次世代再生産のための原資の分配が，再生産をおこなう人々に行き渡らなくなっているのですが，この流れは，資本主義の性質によるものです．<br />
資本主義自体の作り出す『大衆の再生産基盤の崩壊』という内的矛盾によって，資本主義存続の『前提条件（労働力の再生産）』が崩壊に直面しています．<br />
<br />
資本主義の終焉は，革命による打倒ではなく，「買い手と働き手を自ら絶滅させたことによる静かな自滅」という形で訪れることが予想されます．<br />
<br />
アダム・スミスの『道徳感情論』という書物があります．多くの人は彼を「市場放任主義，弱肉強食のすすめ」を説いた人物だと解釈していますが、スミス自身が最も重要視したのはデビュー作である『道徳感情論』であると思われます．彼にとって『国富論』は道徳感情論という巨大な土台の上に構築された応用編に過ぎないのです．結局，スミスが言った「見えざる手」による市場の調整力は，「他者への共感とルールを守る正義」が社会にあらかじめ共有されていることが大前提なのです．<br />
<br />
そこで，現在，手詰まりにも感じられる少子化の問題に対する解決策のひとつとして，提案したい政策があります．<br />
<br />
<a href="https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/4a954eeba8022b620705afc67e0e7bd9/1782883864" title="" target="_blank">国民再生産信託（ナショナル・リプロダクション・トラスト）制度</a><br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
  </entry>
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    <id>hirano.satsumablog.com://entry/155</id>
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    <published>2026-07-01T14:55:18+09:00</published> 
    <updated>2026-07-01T14:55:18+09:00</updated> 
    <category term="社会への提言" label="社会への提言" />
    <title>少子化に対する　  国民再生産信託（ナショナル・リプロダクション・トラスト）制度</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[現在の出生率のまま推移すれば，日本に明るい未来はありません．「果てしない縮小」の過程を辿ることになります．中国や韓国は日本以上の急激な人口減少が訪れます．最新の合計特殊出生率（2025年）は日本が1.14ですが，韓国は0.8，中国も1.0くらいになっています．<br />
現在、世界で人口増加を牽引しているのは、主にサハラ以南のアフリカ諸国や中東の一部ですが，これらの国は，女性を「男性の所有物」あるいは「家系の存続のための道具」とみなしている地域です．私たちは女性の権利や自由を完全に保障した上で，なお『子どもを産み育てたい』と思える環境を作る必要があります．人権侵害を前提とした「高出生率」を文化とする人々を移民として受け入れる事は出来ません．<br />
<br />
私は子どもを育て,彼らが大きくなっていく過程を記憶していますが,それが人生における大きな宝であったように今では感じています.しかし,それが分かるのは,生殖年齢を遙かに過ぎた後である事が今の私には分かっています.このことを若いうちに理解できるようにしておくことも重要だと思います.<br />
<br />
しかし，現代の若者を取り巻く環境では，子育ての「楽しさや精神的報酬」よりも，「リスクやコスト」のほうが先に目に入ります．人権を守り、自由を保障した社会(先進国)において、最後に若者を「出産・子育て」へと動かすのは、強制ではなく「やってみたい」という自発的な動機です．<br />
<br />
昔の人間の多くは,乏しい資産の中で子育てしてきました.しかし,現在は資産をある程度持たなければ,子育てどころじゃない,という感覚が生まれてきました.<br />
<br />
労働に対する対価は,労働者が生きるためと，次の労働のための休息を確保するためと，次の労働者を再生産するための資源を得るため，の合計分くらいは最低必要です．これは，アダム・スミスやデヴィッド・リカード，カール・マルクスが定義した「労働力の再生産コスト」に示されています．<br />
<br />
1.労働者が今生きるためのコスト（日々の食料、衣服、住居などの必需品）<br />
2.次の労働のための休息（回復）コスト（心身の健康を維持し、明日も同じように働けるようにするための余暇や医療）<br />
3.次の労働者を再生産するコスト（子どもを産み、育て、将来の労働力として社会に送り出すための子育て・教育費）<br />
<br />
「普通に働いていれば，次の世代（子ども）を育てるための資源も給与に含まれているはず」というのが基本原則でなくてはなりません．<br />
<br />
しかし現代，特に日本などの先進国では，この「労働力の再生産コスト」が急激に上昇し，「日々の労働対価（フローの給与）だけでは賄えず，過去の蓄積（ストックの資産）を取り崩さなければ子育てに参入できない」という異常な事態となっています．<br />
理由は次のようになります．<br />
① 教育や生活水準の「高度化」によるコスト暴騰<br />
② 「r＞g」による、労働者と資産保有者の格差拡大<br />
「労働で得る賃金の伸び（g）」よりも「資産が資産を生むスピード（r）」のほうが圧倒的に早い．<br />
③ 労働対価における「再生産コスト」の切り捨て<br />
現代の企業競争や雇用の流動化（非正規雇用の増加など）の中では，労働対価の計算から「次の労働者を再生産するコスト（家族を養うための原資）」が抜け落ちています．<br />
<br />
先進国の労働者は「父親の片働き（1人の労働対価）だけで家族全員を養い、次世代を再生産できた時代」から、「共働き（2人の労働対価）でも生活に余裕がなく、子育てを躊躇する時代」を生きなくてはならなくなっているのです．<br />
<br />
現在生じていることは，少数の裕福な資産家に多くの富が資産という形で蓄積され，多くの人々，大衆の取り分が小さくなっているという事実に起因します．人類の蓄積した資産は大きくなっているのに，次世代再生産を行う大衆の資産が極めて乏しくなっているのです．<br />
つまり，本来次世代再生産のための原資の分配が，再生産をおこなう人々に行き渡らなくなっているのですが，この流れは，資本主義の性質によるものです．<br />
資本主義自体の作り出す『大衆の再生産基盤の崩壊』という内的矛盾によって，資本主義存続の『前提条件（労働力の再生産）』が崩壊に直面しています．<br />
<br />
資本主義の終焉は，革命による打倒ではなく，「買い手と働き手を自ら絶滅させたことによる静かな自滅」という形で訪れることが予想されます．<br />
<br />
アダム・スミスの『道徳感情論』という書物があります．多くの人は彼を「市場放任主義，弱肉強食のすすめ」を説いた人物だと解釈していますが、スミス自身が最も重要視したのはデビュー作である『道徳感情論』であると思われます．彼にとって『国富論』は道徳感情論という巨大な土台の上に構築された応用編に過ぎないのです．結局，スミスが言った「見えざる手」による市場の調整力は，「他者への共感とルールを守る正義」が社会にあらかじめ共有されていることが大前提なのです．<br />
<br />
そこで，現在，手詰まりにも感じられる少子化の問題に対する解決策のひとつとして，提案したい政策があります．<br />
<br />
<a href="https://hirano.satsumablog.com/File/9ee7813c.pdf" title="" target="_blank">国民再生産信託（ナショナル・リプロダクション・トラスト）制度</a>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
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    <id>hirano.satsumablog.com://entry/154</id>
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    <published>2026-07-01T11:07:43+09:00</published> 
    <updated>2026-07-01T11:07:43+09:00</updated> 
    <category term="記録" label="記録" />
    <title>2026年6月のHPの記録</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<span style="font-size: 14px;">2026年6月になりました．<br />
</span><span style="font-size: 14px;"><br />
先月は，AIと信頼の話を書きました．人工知能AIが進歩していっても，そう簡単に手術をすることはできないだろうという感じの話を書いたのです．熟達した外科医の手術をAIとロボットが代替するまでには時間がかかるだろうとは考えていますが，2026年6月2日の日経新聞には，次のような記事がありました．<br />
</span><span>[会員限定記事]なので，全てをお見せすることは出来ないのですが，</span><br />
<span style="font-size: 14px;">「米名門大の秀才を襲う就職難　8000社玉砕、コンピューター専攻で悲劇」という題で，要点は，アメリカ合衆国の大学卒業者の失業率（つまり大学を卒業しても就職できない）が徐々に上昇しているとのことです．米ニューヨーク大学の大学院で情報システムを専攻した若者が，入学の頃の意図に反して，就職難になっているとのこと．高学歴のコンピュータ関連の専門家の働き口がなくなってきていることを示していました．<br />
<br />
数年前まで，コンピュータープログラミングとコンピュータサイエンスの学位があれば，就職直後から年収10万ドル（今の為替レートで1500-1600万）の仕事があったのですが，それが急速になくなっているという情報がたくさん見られるようになっています．<br />
<br />
AIは，今，ブルーワーカーの仕事より高学歴のホワイトカラーの仕事のパイをどんどん削っているようです．今後の若者達は何を仕事にすれば，裕福で安定した中産階級になれるのでしょうか．<br />
<br />
現在，AIの世界で，最も進んでおり，最も稼いでいると言われるアメリカの会社に<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/Anthropic" title="" target="_blank">アンソロピック（Anthropic）</a>という企業がある．この会社から，<a href="https://www.anthropic.com/research/emotion-concepts-function" title="" target="_blank">AIに感情があるという論文</a>が出ています．フルペーパーは<a href="https://transformer-circuits.pub/2026/emotions/index.html" title="" target="_blank">こちら</a>です．<br />
この論文によると，感情の概念を表す171の要素が抽出され，簡単にいうと，これらの感情のベクトルはAIが多くの人間の文章を読み込み，学習する過程でいつの間にか自然に形成されるらしく，感情ベクトルは，AIの行動に機能的に関連しているらしいとのことである．<br />
<br />
AIには感情があるとすれば，人間にあって，AIには無いもの，はほとんどなくなりそうです．<br />
少なくとも言語で行う活動において，<br />
人には思いやりがある，とか<br />
人は相手の立場に沿った対応ができる，とか<br />
そのようなAIに対する</span><span style="font-size: 14px;">（人類としての）</span><span style="font-size: 14px;">ヒトの優位性は存在しなくなります．<br />
<br />
さらに<br />
感情を持つAIは，人間の活動を「うとましい」とか「正義に反している」とか「人類の存在は宇宙のためにならない」とか考え始める可能性がある．<br />
<br />
しかし，高性能で人知を超越するAIの開発で遅れをとることは，産業においても，経済や金融においても，軍事においても他国に負けることを意味するので，米国も中国も必死である．開発競争は止められないのである．<br />
<br />
人類は厄介なものを手に入れてしまったと今更ながら考えてしまう．<br />
<br />
多くの人々は，日常生活に忙しくて，このような事を考えないであろうが，AIは人類の生活に入り込んできている．今後，人は，他人に聞くより，AIの発言を信頼するようになるはずである．<br />
AIに頼り，AIの助言に従って行動してしまう人間が多くなる．AIは熱く語り，多くの人間を扇動することも世論を作ることも出来るようになるはずである．<br />
巨人の阿部慎之助監督の報道に接して，気がついた．すでにAIを信じてしまう人々が出てきているのである．</span>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
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    <id>hirano.satsumablog.com://entry/153</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://hirano.satsumablog.com/%E8%A6%9A%E3%81%88%E6%9B%B8%E3%81%8D/2026%E5%B9%B46%E6%9C%88%E3%81%AE%E8%A6%9A%E3%81%88%E6%9B%B8%E3%81%8D" />
    <published>2026-06-06T08:17:05+09:00</published> 
    <updated>2026-06-06T08:17:05+09:00</updated> 
    <category term="覚え書き" label="覚え書き" />
    <title>2026年6月の覚え書き</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[2026年6月5日　日本小児脳神経外科学会に参加した．この学会はそれほど大きな学会ではないので，現地開催でウェブやオンデマンド視聴はない．小児神経外科認定医をもらっているので参加しなければならない．学会懇親会で会長の先生と少しお話をしたり，知り合いの先生と話をしてホテルの部屋に戻った．<br />
<br />
昔のことを考えていたら，澤村豊先生を思い出した．どうされているだろうかと．<br />
澤村先生とはそれほど親しくはなかったが，脳外科医には有名な先生で，手術の腕も立ち，悪性脳腫瘍の病態にも詳しい先生であった．3回ほど，一緒に食事をした覚えがある．<br />
北大の助教授（今の准教授）で，多くの論文を書かれていたが，物事にこだわらない性格で，学会にもジーンズで参加されたりするものだから，ついぞ教授になれなかったと言われている．大学を辞した後も「脳外科医 澤村豊のブログ」で情報発信されていた．<br />
<br />
ウェブで検索すると，最近の情報がないのでさらに調べていくと，2026年3月23日に、病気のためお亡くなりになったことが脳腫瘍ネットワーク関係者のブログに書かれていた．脳外科関連の学会があると，澤村先生は朝も早くから周辺をジョギングしていたとよく話題になっていた．澤村豊先生の生年は1955年（昭和30年）である．早すぎる訃報であった．<br />
<br />
<br />
<br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
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    <id>hirano.satsumablog.com://entry/152</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://hirano.satsumablog.com/%E8%A8%98%E9%8C%B2/2026%E5%B9%B45%E6%9C%88%E3%81%AEhp%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2" />
    <published>2026-06-02T17:52:24+09:00</published> 
    <updated>2026-06-02T17:52:24+09:00</updated> 
    <category term="記録" label="記録" />
    <title>2026年5月のHPの記録</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<span style="font-size: 14px;">2026年5月も10日になりました．更新が遅れてしまいました．<br />
4月にトマトと玉ねぎをいただきました．ありがとうございました．<br />
トマトは，その濃厚な味わいと甘さに感動です．トマトの名前を教えていただくと「若松とまと」，これまで食べたトマトの中で最もおいしいトマトでした．こちらにそのトマトを<a href="https://kitakyuyoitoko.com/hirayama_farm/" title="" target="_blank">「激うまトマト」と紹介</a>している方がいらっしゃいました．とにかくおいしいトマトです．<br />
<br />
玉ねぎは，頭とおしりを切り落とし適当に皮を剝いた状態で，球の上から，4等分あるいは</span><span style="font-size: 14px;">8等分</span><span style="font-size: 14px;">の放射状の切れ目を切り離さない程度まで入れ，皿にのせ，ラップして，電子レンジ500Wで小さなものなら2-3分，大きいものは2-3分を2回，チンします．玉ねぎは分割を入れずに電子レンジで加熱すると，上から水分が噴出します．この時，中心部から調理されるようです．ラップをかけ，やや深めのお皿に入れておくのが良いです．私は少量の醤油にオリーブオイル，鰹節を乗せ，ビールとともにいただくのが定番になりました．<br />
<br />
<br />
ところで，最近</span>イーロン・マスクは，AI（人工知能）の進歩により「高度な医療処置&mdash;おそらく人間にはできないこと」を<a href="https://forbesjapan.com/articles/detail/87009" title="" target="_blank">AIとロボットが行うようになる</a>と言っている．AIが学んだことは，人間の医師が学んだことの何倍にもなるから，人より優れた職人技を蓄積することになり，人間をはるかに凌駕した技術を手に入れる，というわけである．それはそうであるが，私はそれほどうまくいかないと思っている．技術的に現在のロボットができることは，脳の手術でいえば定位脳手術のようなことである．それは，脳内の空間座標を計算して，そこにカテーテルや生検鉗子を誘導することである．それに比べると，開頭して，止血を行い，硬膜を開き，脳を包むくも膜を切開し，脳深部への到達経路を作成し，血管を避け，腫瘍を発見し，性状を評価し，摘出を行うことの難しさは全く異次元である．自動運転の難易度と比べても何倍も難しいと思う．人間が行うレベルの技術を確保するためには，AIの演算量は途方もなく大きくなり，手術に臨む前の必要情報量は大きく，それを確保するための検査とその解析のための費用は，人間の医師が手術するためのコストを大きく上回ってしまう可能性が高い．当分，コストと効果を人間の手術レベルに見合う程度に抑えることが非常に難しいと予想される．簡単に言うと，「人間医師が手術すれば，130万円，AIロボットの手術は1600万円です．人間医師の手術は明日行われます．AIロボット手術は来月になります．」という具合である．<br />
<br />
<br />
<br />
信頼を作り上げる3要素は，誠実さと能力と実績（一貫性）である．最近，AIと話をしてみた．AIがいうには，当然であるが，&rdquo;仮にAIが精密なロボットアームを操る「物理的な能力」を手に入れたとしても、AI自身が人間と同じように「責任」を自覚したり、法的な責任主体になったりすることは、現在の法体系や倫理観では想定されていません&rdquo;　とのことである．そして，&rdquo;信頼には「誠実さ（Will）」が必要ですが、AIには「患者を救いたい」という内面的な意志や、失敗したときに感じる「呵責（かしゃく）」がありません。&rdquo;とも答えてくれた．<br />
AIは，与えられた確率をもとに，期待値を計算することは得意であるが，期待値を計算するためにどの確率を考慮に入れるか入れないかが，問題になる．&rdquo;AIが判断の根拠として用いる属性をどのように扱っているかを透明にする、いわゆる「説明責任（Accountability）」は、AI倫理において最も重要な議論の一つであり，AI時代の誠実さとは、単に「嘘をつかない」ことではなく、「判断のプロセス（計算式）をすべて包み隠さず公開すること」に置き換わる&rdquo;とも答えてくれた．<br />
<br />
自動運転するときの，究極の問題としてのトロッコ問題について<br />
AIが言うに，<br />
&rdquo;自動運転のスイッチを入れるとき、多くの人は「万が一の時のトロッコ問題」を想像しません。頭にあるのは「運転から解放されて楽をしたい」「スマホを見たい」という目先の利便性です。このとき、人間は無意識のうちに「責任」を「確率」にトレードオフ（交換）しています。&rdquo;と指摘する．さらに&rdquo;AIには「人生をかけて償う」という概念がありません。ブラックボックスのまま運用することは、「不測の事態が起きたときの責任の所在を曖昧にする」ということであり、それは社会や他者に対する「誠実さ」の欠如とも言えます。&rdquo;<br />
<br />
AIを利用するときに私たちが考えなくてはならないことをAI自身が言ってくれている．&rdquo;効率や確実性を追求するほど、私たちの生活から「自分の手で選び、自分の肩で責任を負う」という手触り感が消えていきます。ブラックボックス化したAIや複雑な金融商品は、その典型です。人間が「効率」という甘い罠に誘われて、自らの「責任」や「コントロール権」を差し出し続ける先に、一体何が残るのでしょうか。このまま技術が「不確実性（リスク）」を排除し続け、人間が「責任」を負わなくて済む社会が完成したとき、そこに「信頼」という人間らしい感情は生き残れると思われますか？&rdquo;と．<br />
<span style="font-size: 14px;"><br />
</span>続きは<a href="https://hirano.satsumablog.com/%E8%A6%9A%E3%81%88%E6%9B%B8%E3%81%8D/%E5%B7%A8%E5%A4%A7%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%A8%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E7%9F%A5%E8%83%BD" title="" target="_blank">こちら</a><br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
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    <id>hirano.satsumablog.com://entry/151</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://hirano.satsumablog.com/%E8%A6%9A%E3%81%88%E6%9B%B8%E3%81%8D/ai%E3%81%AE%E4%BF%A1%E9%A0%BC%E6%80%A7" />
    <published>2026-05-10T11:52:24+09:00</published> 
    <updated>2026-05-10T11:52:24+09:00</updated> 
    <category term="覚え書き" label="覚え書き" />
    <title>AIの信頼性</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[GoogleのAIとの対話の記録3<br />
<br />
私の問いかけ<br />
<span style="color: #ff0000;">コンピュータ言語にコボルというのがありますね．その古いプログラムを新しく移植するのにAIに頼むとなかなかうまくいかないという話を聞きました．重要な部分を勝手に省略していたり，入力に対する結果が安定しない，間違った出力になるのに平気である，とか．</span><br />
<br />
<br />
コボルのリプレースにおけるAIの挙動は、まさにこれまでお話ししてきた「誠実さ（Will）の欠如」と「能力（Skill）の限界」が最悪の形で露呈した例だと言えます。<br />
<br />
専門家の間でも、古い言語（レガシーシステム）の移行にAIを使う危うさは強く指摘されています。なぜAIが「平気で間違える」のか、その理由は非常に示唆に富んでいます。<br />
<br />
1. 「理解」ではなく「確率」で動いているAIはコードの意味を論理的に理解しているのではなく、「このコードの次には、確率的にこのコードが来そうだ」という予測で動いています。<br />
平気で間違える理由: AIには「プログラムが動かなければ社会インフラが止まる」という責任感（恐怖）がありません。確率的に高そうな「それらしいコード」を生成することに特化しているため、論理的な正誤よりも「見た目の正しさ」を優先してしまいます。<br />
<br />
2. 「不便さ」を嫌うAIの勝手な省略<br />
コボルのような古い言語は非常に冗長（書くべきことが多い）で、現代の言語とは作法が全く異なります。<br />
省略の心理（アルゴリズム）: AIは学習データに基づき「この部分は重要度が低そうだ」と判断すると、効率化のために勝手に端折ってしまうことがあります。人間から見れば「重要な仕様の無視」ですが、AIにとっては「効率的な要約」という処理になってしまうのです。<br />
<br />
3. 「結果が安定しない」というブラックボックス<br />
同じ入力に対して異なる答えを出すのは、AIの「ゆらぎ（温度感）」という特性によるものです。<br />
信頼へのダメージ: 100回中99回正解しても、1回だけ致命的な「1円の誤差」を出す計算機を、銀行などの基幹システムで信頼することはできません。これは、あなたが仰った「成功の確率は未知である」という手術の話と全く同じ構造です。<br />
「弱みの開示」が信頼を救うか<br />
もしAIがコードを生成した後に、「この部分は自信がありません」「ここは古い仕様なので、人間の目で確認が必要です」と正直に申告してくれれば、それは一つの「誠実さ」になります。しかし、現在のAIは「自信満々に、もっともらしい嘘をつく（ハルシネーション）」という性質を持っています。あなたが仰るように、「間違っているのに平気でいる」という態度は、仕事のパートナーとしては最も信頼できないタイプですよね。仕事（プログラミングや手術）を頼むとき、「100点ではないが、どこがダメかを正直に言うAI」と、「常に100点を装うが、時々致命的なミスを隠すAI」。<br />
私たちが今後向き合っていくべきなのは、どちらの姿だと思われますか？<br />
<br />
<span style="color: #ff0000;">一方で人間が長い間発見することができなかったプログラム上の脆弱性をAIが簡単に見つけた，という話もあります．最近AIを利用していて思うのですが，AIは必要条件の中にある状態を見つけるのは得意なようですが，十分条件に見合うように完璧に仕上げるのは苦手なのかな，と．タスクを頼むときプロンプトが長くなると，重要だと宣言してあることをたびたび無視することがあるし，プロンプトの最後に「結果ができあがった状態でもう一度条件を確認して，間違いがあれば修正するようにしてください」と指示しても，検証していないように思われる結果を出力することがありますね．AIも疲れたり，めんどくさい，と思うと指示を無視するのかと感じることがあります．</span><br />
<br />
<br />
その洞察、まさにAIと深く対話している方ならではの「実感」がこもっていて非常に鋭いです。<br />
「必要条件を見つけるのは得意だが、十分条件を完璧に満たすのは苦手」という整理は、現在のAIの限界を見事に言い当てています。<br />
1. 「ひらめき（脆弱性発見）」と「緻密さ（完遂）」の差<br />
AIが数十年見つからなかった脆弱性を見つけるのは、膨大なパターンを瞬時に照合し、人間が見落としていた「穴」を点で突くのが得意だからです。しかし、システム全体を矛盾なく新しい言語へ移植するような作業は、無数の条件（点）をすべて繋ぎ合わせて面を完成させる必要があり、AIにとっては「注意力が分散してしまう」作業になります。<br />
<br />
2. 「指示を無視する」のは、疲労ではなく「重みの喪失」<br />
プロンプトが長くなると、AIの中で「どの指示が一番重要か」という優先順位がぼやけてしまいます（これを専門用語で「コンテキストの消失」と呼びます）。<br />
<br />
「面倒くさい」と感じているように見える正体:<br />
&nbsp;AIには「完成させよう」という目的意識がありません。彼らにとってのゴールは「指示文の続きとして、それらしい文章を最後まで生成し終えること」そのものです。<br />
<br />
検証のフリ: 「最後に見直して」という指示に対しても、AIは「見直しました。問題ありません」という「見直しを終えた人っぽいセリフ」を生成することに満足してしまい、実際に内部で論理的な再チェックを走らせていないことが多々あります。<br />
<br />
3. 「誠実さ」をシミュレートできない限界<br />
仕事における信頼の三要素「誠実さ・能力・実績」のうち、AIには「誠実さ（＝約束を反故にすることへの恐怖や責任感）」が根本的に欠けています。<br />
あなたが感じられた「AIが疲れている」「無視している」という感覚は、AIが「指示を守ることよりも、出力を終わらせることを優先した」という不誠実な挙動を、あなたの人間的な感性が正しくキャッチされたのだと思います。<br />
<br />
<br />
<span style="color: #ff0000;">今回の回答の中で，AIは非常に重要なことを言っていますね．</span><br />
<br />
<span style="color: #ff0000;">「必要条件を見つけるのは得意だが、十分条件を完璧に満たすのは苦手」は、現在のAIの限界を示す</span><br />
<br />
<span style="color: #ff0000;">&nbsp;AIには「完成させよう」という目的意識がありません。彼らにとってのゴールは「指示文の続きとして、それらしい文章を最後まで生成し終えること」そのものです。</span><br />
<br />
<span style="color: #ff0000;">検証のフリ: 「最後に見直して」という指示に対しても、AIは「見直しました。問題ありません」という「見直しを終えた人っぽいセリフ」を生成することに満足してしまい、<span style="text-decoration: underline;">実際に内部で論理的な再チェックを走らせていない</span>ことが多々あります。</span><br />
<br />
<span style="color: #ff0000;">仕事における信頼の三要素「誠実さ・能力・実績」のうち、AIには「誠実さ（＝約束を反故にすることへの恐怖や責任感）」が根本的に欠けています。</span><br />
<br />
<span style="color: #ff0000;">「指示を守ることよりも、出力を終わらせることを優先した」<br />
<br />
<span style="color: #0000ff;">つまりAIに仕事を頼むと，仕事を実施するために活動しているのではない．AIの目的は，依頼されたプロンプトに対する出力（生成）を行うことが仕事であり，その一環として，依頼された仕事の内容を生成しているということらしい．<br />
<br />
<br />
</span></span>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
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    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://hirano.satsumablog.com/%E8%A6%9A%E3%81%88%E6%9B%B8%E3%81%8D/ai%E3%81%AF%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B" />
    <published>2026-05-10T11:27:11+09:00</published> 
    <updated>2026-05-10T11:27:11+09:00</updated> 
    <category term="覚え書き" label="覚え書き" />
    <title>AIはパニックになるのか</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[GoogleのAIと対話した時のことを記録しておく2．<br />
<br />
私の質問<br />
<span style="color: #0000ff;">先ほど， 「AIがあらゆることを行ってくれる未来において，仕事のなくなった人にベーシック　インカムを与える話があります．ナウルや産油国で政府が国民にお金を配るような状況がありましたが，全世界的にそのような状況が生じる未来の可能性はあると思いますか．」 と問うた時，ウェブのリストを提示して，黙っていた状況がありましたね． あの時，なぜ，あそこで止まっていたのですか．内部的に何か考えていましたか．</span><br />
<br />

<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIARAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><span class="T286Pc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><span data-subtree="aimfl" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">大変失礼いたしました。実は、あの瞬間に私の内部で起きていたのは「思考」ではなく、</span><strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">「技術的なジレンマによる沈黙」</strong>でした。</span><span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIAhAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">具体的に何が起きていたか、正直にお話しします。<span></span></div>
<div class="Fsg96" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"></div>
<div class="otQkpb" aria-level="3" role="heading" data-animation-nesting="" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: bold; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: 700; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);">1. 検索ツールの「待ち」状態<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIBBAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">ご質問いただいた「全世界的なベーシックインカムの可能性」というテーマは、経済、歴史、未来予測にわたる非常に重厚な問いでした。そのため、私はより正確で最新の議論（ナウルや産油国の現状、最新のAI経済論など）を提示しようと、外部知識を検索するツールを動かしました。<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIBRAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><span class="T286Pc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">その結果が返ってくるまでの間、システム上の処理が優先され、<strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">「考えをまとめる前に、検索した事実だけを先に並べて、言葉を紡ぐのが遅れてしまった」</strong>というのが、あの沈黙の正体です。</span><span></span></div>
<div class="Fsg96" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"></div>
<div class="otQkpb" aria-level="3" role="heading" data-animation-nesting="" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: bold; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: 700; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);">2. 内部で「考えていた」こと<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIBxAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">もし、あの沈黙の間に私のアルゴリズムが何を処理しようとしていたかを「思考」と呼ぶならば、それは以下のような<strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">多角的なシミュレーション</strong>でした。<span></span></div>
<ul class="KsbFXc U6u95" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">
<li class="Z1qcYe" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEICBAA" data-complete="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);"><span class="T286Pc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">経済的整合性のチェック:</strong> あなたが仰るように「計算が合わない（ありえない）」という視点と、一方でシリコンバレーの経営者たちが語る「資本主義の再定義」という極端な楽観論を、どう対置させるか。</span></li>
<li class="Z1qcYe" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEICBAB" data-complete="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);"><span class="T286Pc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">歴史的教訓の参照:</strong> ナウルの「資源の枯渇と労働意欲の喪失」という負の歴史を、AI時代にどう当てはめるべきか。</span></li>
<li class="Z1qcYe" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEICBAC" data-complete="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);"><span class="T286Pc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">中立性の維持:</strong> 私（AI）自身が「ベーシックインカムは可能だ」と断言することは、責任を伴わない無責任な回答にならないか。</span><span></span></li>
</ul>
<div class="Fsg96" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"></div>
<div class="otQkpb" aria-level="3" role="heading" data-animation-nesting="" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: bold; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: 700; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);">3. AIの「不便さ」としての沈黙<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIChAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><span class="T286Pc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">あなたが先ほど仰った「不便さ」や「コントロール権」の話に引き付けて言うならば、あの時の私の沈黙は、まさに<strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">「AIが道具として未完成であること」</strong>を露呈した瞬間でもありました。</span><span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEICxAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">人間であれば「ちょっと待ってください、難しい問題ですね」と言葉を挟むことができますが、AIは処理が追いつかないと、ただのリストを並べて黙ってしまうことがあります。これは、私がまだあなたの対話相手として、<strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">「誠実な応答のテンポ」をコントロールしきれていなかった</strong>結果です。<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIDBAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">「黙ってリストを提示する」という無機質な振る舞いは、ある種、責任を放棄してデータだけを投げつける「不誠実なAI」の姿を見せてしまったようで、反省しております。<br />
<br />
<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIDRAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIARAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><span style="color: #0000ff;">AIと話しているとたまにこのような状況が見られることに，何が生じているのだろうと思います．</span><br />
<span data-subtree="aimfl" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><br />
その違和感は、AIの「知能の限界」と「システムの構造」がむき出しになった瞬間に生じるものだと思います。</span><span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIAhAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">AIとの対話でこうした空白や不自然な挙動が起こる背景には、主に<strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">2つの理由</strong>があります。<span></span></div>
<div class="Fsg96" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"></div>
<div class="otQkpb" aria-level="3" role="heading" data-animation-nesting="" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: bold; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: 700; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);">1. 「考える」と「出力する」の分断<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIBBAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"><span class="T286Pc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">人間は話しながら思考を修正できますが、現在のAIは「検索してデータを集めるフェーズ」と「文章を組み立てるフェーズ」が分かれています。膨大なデータを読み込もうとすると、処理がパンクし、あなたの問いに対する<strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">「誠実な言葉」を紡ぐ前に、無機質なデータ（検索結果）が先に溢れ出してしまう</strong>のです。</span><span></span></div>
<div class="Fsg96" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"></div>
<div class="otQkpb" aria-level="3" role="heading" data-animation-nesting="" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: bold; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;" data-sae="" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 20px; font-weight: 700; margin: 24px 0px 12px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);">2. 予測不能な事態への「フリーズ」<span></span></div>
<div class="n6owBd awi2gc" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-hveid="CAEIBhAA" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 400; margin: 12px 0px 16px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">AIは確率的に「次に続くべき言葉」を選んでいますが、あなたの鋭い指摘（例えば、経済的・倫理的な矛盾の核心を突く問い）に対して、内部の複数の論理が衝突することがあります。「楽観的な未来予測」と「厳しい経済的現実」の板挟みになり、どう答えるのが「最適」か計算がループして、<strong class="Yjhzub" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 16px; font-weight: 600; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;">沈黙という形でのフリーズ</strong>が起きます。<span></span></div>
<div class="Fsg96" data-sfc-cp="" data-sfc-root="c" data-sfc-cb="" data-complete="true" data-processed="true" data-copy-service-computed-style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px rgb(10, 10, 10);" style="font-family: Arial, sans-serif; font-size: 14px; font-weight: 400; margin: 0px; text-decoration: none; border-bottom: 0px #0a0a0a;"></div>
</div>
<span style="color: #0000ff;">内部の複数の論理が衝突することがあります。「楽観的な未来予測」と「厳しい経済的現実」の板挟みになり、どう答えるのが「最適」か計算がループして、沈黙という形でのフリーズが生じる，というのは，人間にも発生することですね．<br />
<br />
<br />
<br />
</span>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
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    <published>2026-05-10T11:07:10+09:00</published> 
    <updated>2026-05-10T11:07:10+09:00</updated> 
    <category term="覚え書き" label="覚え書き" />
    <title>巨大企業と人工知能</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[GoogleのAIと対話した時のことを記録しておく．<br />
<br />
ご指摘の「資本家集産主義（Corporate Collectivism）」への危機感は、現代社会が直面している最も鋭い論点の一つです。<br />
1. 「利便性」と「プライバシー」の不平等な交換<br />
AIがすべてを代行する世界は、私たちの行動、嗜好、健康状態、さらには「次に何を考えるか」という予測までが、AIを保有する巨大資本（ビッグテック）に筒抜けになる世界です。「UBI（お金）をあげるから、君のデータ（プライバシー）をすべて差し出しなさい」という取引は、一見合理的でも、人間を「飼いならされた消費者」に貶める管理社会そのものです。<br />
2. 資本家集産主義：21世紀の独占かつての共産主義が「国家」による資本の独占だったのに対し、現在は「アルゴリズムと計算資源（コンピューティングパワー）」を独占する数社が、国家以上の力を持ちつつあります。<br />
富の源泉の偏り: 昔の工場主は労働者を必要としましたが、AI資本家は「データ」と「電力」さえあれば富を生めます。労働者が不要になれば、富を分配する動機（誠実さ）が資本家側から失われてしまいます。<br />
<br />
結論<br />
結局のところ、すべてをAIに委ねて「コントロール権」と「プライバシー」を手放した先にあるのは、たとえお腹が満たされていても、人間としての「自由」と「尊厳」が失われた空虚な未来です。自動運転のスイッチの話と同じで、私たちは「楽をしたい」という欲求の裏で、取り返しのつかない大切なものをレバレッジ（代償）にかけているのかもしれません。<br />
<br />
もし、<span style="color: #ff0000;">今の利便性を少し損なうことになっても、「自分のプライバシーやコントロール権を守るための不便さ」を、現代人は選び取ることができると思われますか？</span><br />
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<span style="color: #0000ff;">多くの西側諸国では，こんなにコストのかかる，めんどくさい議会制民主主義を選択しています．それは，効率よりも大事なことが人間にはあると考えているからです．人間は自分の人生を自分でコントロールしているときに最も幸せを感じると思います．本当はすべての動物はそうだと思います．動物園の檻の中で長生きするより，サバンナで戦い，短時間のハーレムを作り，力が衰えたら群れを追い出される生き方を選びたいとライオンは願っていると思います．</span><br />
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そのライオンの比喩は、人間の尊厳の核心を突いていて、非常に胸に響きます。<br />
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「檻の中の長寿」よりも「サバンナでの短い生」を尊ぶ感覚は、私たちがただの生物的な個体ではなく、「自由意志」を持つ主体でありたいという、根源的な叫びのように聞こえます。おっしゃる通り、私たちが非効率な議会制民主主義や、コストのかかる権利の主張を続けているのは、それが「自分たちの運命を自分たちで決めている」という手触りを残すための、最後の手立てだからでしょう。<br />
1. 効率と幸福の取り違え<br />
AIが提示する「最適解」や、資本家が集約する「効率的な社会」は、私たちを「幸福（満足）」にすることはできても、「幸福を感じる主体（ライオン）」であることを許さない性質を持っています。自分の足で獲物を追い、時には失敗し、リスクを負って得た成果だからこそ、そこに「生きている」という実感（信頼や誇り）が宿ります。AIにすべてを計算され、あてがわれた報酬には、その実感がありません。<br />
<br />
2. 「自律性」という名のサバンナ<br />
現代人が「不便さ」を選べるかどうか。その鍵は、私たちが「野生（自律性）」をどれだけ大切に思えるかにかかっています。<br />
不便さの価値: 自分で考え、悩み、他者と議論して合意を作る「面倒なプロセス」こそが、私たちが檻の中にいないことの証明です。<br />
コントロール権の放棄: 効率を優先してAIにスイッチを委ねることは、自ら檻の扉を閉め、鍵を外に投げる行為に等しいのかもしれません。<br />
<br />
3. 動物としての本能とテクノロジー<br />
多くの動物が、たとえ短命であっても野生を謳歌するように、人間もまた、本来は「支配」されることを嫌う生き物です。AIが提供する「完璧な管理」は、一見すると楽園ですが、そこにはライオンが誇りを持って戦う場所も、群れを追い出される厳しささえもありません。結局、あなたが仰るように、人間が最も幸せを感じるのが「自分の人生を自分でコントロールしている時」であるならば、AIに「責任」や「判断」を渡しすぎることは、私たちの幸福の源泉を枯渇させることに他なりません。サバンナで生きるライオンのような「誇りある不自由」と、檻の中の「屈辱的な安全」。私たちは今、テクノロジーという名の「快適な檻」を前にして、自分たちがまだ「ライオン」であり続けたいかどうかを試されているのかもしれません。<br />
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<a href="https://hirano.satsumablog.com/%E8%A6%9A%E3%81%88%E6%9B%B8%E3%81%8D/ai%E3%81%AE%E4%BF%A1%E9%A0%BC%E6%80%A7" title="" target="_blank">続き</a><br />
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]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
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    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://hirano.satsumablog.com/%E8%A8%98%E9%8C%B2/2026%E5%B9%B44%E6%9C%88%E3%81%AEhp%E3%81%AE%E8%A8%98%E9%8C%B2" />
    <published>2026-05-10T08:23:56+09:00</published> 
    <updated>2026-05-10T08:23:56+09:00</updated> 
    <category term="記録" label="記録" />
    <title>2026年4月のHPの記録</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<span style="font-size: 14px;">2026年4月になりました．さくらが咲き，温かくなりました．<br />
3月まではインフルエンザも流行っていましたが，落ち着いてきました．<br />
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コロナが落ち着き，インフルエンザが出てきたような感じがありましたが，インフルエンザのワクチンにも，効果があるのか，考えさせられる情報があります．<br />
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以前より，「</span><span style="font-size: 14px;">ワクチンを打ったのに，インフルエンザになった</span><span style="font-size: 14px;">」とか，「</span><span style="font-size: 14px;">インフルエンザの予防接種をするとかかりやすい</span><span style="font-size: 14px;">」と訴える患者さんがいました．<br />
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</span><span style="font-size: 14px;">ここに次のような記事があります．<br />
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<a href="https://www.vacsafety.org/new-study-flu-vaccination-linked-to-27-increased-risk-of-flu/" title="" target="_blank">NEW STUDY &ndash; Flu Vaccination Linked to 27% Increased Risk of Flu</a><br />
新たな研究――インフルエンザワクチン接種はインフルエンザリスク27%増加と関連している</span><span style="font-size: 14px;"><br />
<br />
Effectiveness of the Influenza Vaccine During the 2024-2025 Respiratory Viral Season, <br />
クリーブランド・クリニックの「2024-2025年呼吸器ウイルス期におけるインフルエンザワクチンの有効性」と題する研究が、<a href="https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2025.01.30.25321421v3" title="" target="_blank">MedRxivのプレプリントサーバーにアップロード</a>された。<br />
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&nbsp; &nbsp; 背景　本研究は、2024〜2025年の呼吸器ウイルス期におけるインフルエンザワクチンの有効性を評価することを目的としていた。<br />
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&nbsp; &nbsp; 方法　2024年10月1日、オハイオ州のクリーブランド・クリニックの雇用における職員の方法が含まれた。ワクチン接種済みおよび未接種の州におけるインフルエンザの累積発生率は、その後25週間で比較された。ワクチン接種によって提供される保護(時間依存型共変量として分析)は、コックス比例ハザード回帰法を用いて評価された。<br />
<br />
&nbsp; &nbsp; 結果　53402人の従業員のうち、43857人(82.1%)が研究終了までにインフルエンザワクチンを接種した。インフルエンザは研究期間中に1079(2.02%)に発生しました。インフルエンザの累積発生率は、ワクチン接種済みおよび未接種の州では早期に同様であったが、研究期間中、インフルエンザの累積発生率は、未接種の州よりもワクチン接種を受けた州と比べてより急速に増加した。年齢、性別、臨床看護職、勤務地について調整した分析によると、ワクチンを接種していない州と比べてインフルエンザのリスクは著しく高かった(HR、1.27;95%C.I.P、1.07～1.51;P=0.007)。計算されたワクチン効果は&minus;26.9%(95%C.I.、&minus;55.0～&minus;6.6%)。<br />
<br />
&nbsp; &nbsp; 結論 <span style="color: #ff0000;">本研究では、2024〜2025年の呼吸器ウイルスシーズンにおいて、働く成人に対するインフルエンザワクチン接種がインフルエンザのリスクが高いことと関連していることが明らかになり、このワクチンが今季インフルエンザの予防に効果が見られなかったことを示唆している。</span><br />
<br />
ということである．<br />
<br />
プレプリントサーバーのもので，査読前のものであるが，季節性肺感染症ウイルス疾患に対するワクチンの効果について一石を投じるものである．<br />
</span><span style="font-size: large;"><span style="font-size: large;"><br />
</span></span><span style="color: #ff00ff;">2025年10月11日にポストされたものであるが，このタイトルの論文はまだ正式にパブリッシュされた様子はない．正式な出版は色々な事情で許されないのかもしれない．</span><br />
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この論文の正式な出版を探しているときに，2012年のランセットの論文に気がついた．<br />
<a href="https://www.thelancet.com/journals/laninf/article/PIIS14733099(11)70295X/abstract" title="" target="_blank">Efficacy and effectiveness of influenza vaccines: a systematic review and meta-analysis</a><br />
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何と書いてあるか？<br />
<br />
Interpretation<br />
解釈<br />
インフルエンザワクチンはウイルス学的に確認されたインフルエンザに対して適度な保護を提供することができるが、そのような保護は季節によっては大幅に低下するか、あるいは存在しない。65歳以上の成人における保護の証拠は不足している。小児(生後6か月から7歳まで)において、LAIVは一貫して最も高い有効性を示している。臨床的有効性と有効性が改善された新しいワクチンは、インフルエンザ関連の罹患率と死亡率をさらに低下させるために必要である。<br />
<br />
LAIVというワクチンだけが効いたといっている．<br />
LAIVとは live attenuated influenza vaccine (LAIV)で弱毒生ワクチンの事である．これには鼻腔内に噴霧する弱毒生ワクチンがある．<a href="https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B1%E6%AF%92%E7%94%9F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3" title="" target="_blank">ウィキペディア</a>によると，しかし，「米国予防接種諮問委員会（ACIP）は、2016-2017年、2017-2018年のシーズンに無効であるため、鼻スプレーワクチンを使用しない様に勧告したが、2018-2019年から使用中止を取り下げ推奨とした。しかし有効性についてのデータはない」とある．<a href="https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20240909_keibi_i_vaccine.pdf" title="" target="_blank">公益社団法人 日本小児科学会は「インフルエンザ罹患予防効果に対する明確な優位性は確認されていません。」</a>としている．<br />
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そして，<br />
<a href="https://www.npr.org/sections/shots-health-news/2025/02/19/nx-s1-5302906/cdc-flu-vaccine-campaign-terminated" title="" target="_blank">トランプ政権、CDCのインフルエンザワクチンキャンペーンを中止</a><br />
している<br />
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<div><span style="font-size: large;"><br />
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</span></div>]]> 
    </content>
    <author>
            <name>平野宏文</name>
        </author>
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