produced by 平野宏文 Hirofumi Hirano a neurosurgeon, to communicate with his patients and friends

脳神経外科医 平野宏文のサイト

脳神経外科医 平野宏文のウェブサイトです. 医師として,また,個人として,私と関係ある人々とのコミニュケーションを図るための場所です.                            脳神経外科に関連する疾患についても記載していこうと思います.

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謹賀新年

2026年1月になりました.

年末にちょっとだけ,部屋の掃除をしてみた.ええ,ほんの少しです.部屋の様子は全く変化していません.
机の下に入っていた箱,これを空けて確認しただけです.その中に入っていたのは古い本でした.
そこには未来を予測することを試みたような本が何冊かあった.

2007年から2008年に出版された「世界バブル経済 終わりの始まり」(松藤民輔)が出てきた.
サブプライムローンが不良債権化した頃である.日本の長期にわたるゼロ金利政策が世界でバブルを発生させ,アメリカは借金まみれであると主張し,これからは現物の金,ゴールドが重要であるとのことで,金鉱に投資すべきことを強調している.
私は,この頃,そんなに金が上がるのだろうかと思っていたが,彼は,投資の主役はゴールド(金現物)に移ると予見して,1995年に株式会社ジパングを設立している.そして,アメリカ・ネバダ州の金鉱山を買収している.残念ながら,2017年9月に松藤氏は亡くなっているが,今も,存命なら,金高騰を予見したと主張しているだろう.
金の高騰を金鉱投資で受け止めるなら,このくらいの長期の考えが必要なのだろうが,一般人にはあまりにも先走っているように考えられる.2007年から2008年の金価格2000-3000円/グラムから,現在の20000円/グラムになるとは,信じられない変化である.


2008年出版の「日本は財政危機ではない!」(髙橋洋一)が出てきた.
元大蔵官僚で今でもYouTubeで「髙橋洋一チャンネル」をやっている.
財務省が隠す国の経済状態は,官僚が言うような劣悪な状態にはない,ということを主張している.自分たちの自由に使える金を増やすために活動しているように見える官僚達の性を指摘している.日本政府は膨大な現金,有価証券,特殊法人への貸付金,多くの不動産等の資産を持っており,資産と負債の両建てで計算すると,財政危機にはあたらないと言っている.現在では,AIも「日本国の財政を複式簿記ベースのバランスシート(BS)で見ると日本は財政破綻に相当しない」という主張に概ね同意する時代になっている.
当時,純債務ベースでこのようなことを主張されると,財務省としては非常に具合が悪かったと想像される.髙橋洋一氏は,2009年(平成21年)3月30日,温泉施設のロッカーから高級腕時計などを盗んだという窃盗の疑いで書類送検されている.


同じく2008年の「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ」(ジョージ・ソロス )があった.
ジョージ・ソロスはハンガリー生まれのユダヤ人投資家である.ヘッジファンドがヘッジファンドと呼ばれることもなかった1969年にソロスはクォンタム・ファンドを立ち上げている.1992年のイギリスポンド売りで,ポンドを売り崩し,イングランド銀行を負かした男,と言われた.この本は,アメリカドルが,国際基軸通貨としての信用膨張の時代がおわり,1929年と同じような「超バブル」が崩壊する,と言っていた.松藤民輔氏と同じような主張である.現在まで我々は,その心配をし続けているが,まだ
1992年の再来はない.
当時私は,ジョージ・ソロスという,金持ちの投資家がいるとしか考えていなかった.ソロスはナチズムとカール・ポパーに影響され,全体主義を忌避し,市場原理主義や新自由主義を是認している.中国が危険な存在になることにも警鐘を鳴らしており,独裁国家の拡大に警戒していたものと思われる.
現在の私は,彼がグローバリストとして,そしてネオリベラリストとして,金の力を使って,人々の自由な意思や投票行動をねじ曲げようとしていることを知っている.昔のジョージ・ソロスに対しては,経済に対する鋭い洞察を尊敬していたが,現在のアメリカ合衆国で醜い左翼的判決を多発する判事を作り出したジョージ・ソロスは現代社会の害悪になってしまったと感じている.有能な人物の能力が間違った方向を向いてしまうとき,その有能さは脅威となる

2013年の本は,20143年後期の「中国」を予測する(宮崎正弘,石 平)である.
石平氏は習近平がラストエンペラーになると言っており,毛沢東と鄧小平の思想の板挟みで,上手くいかないだろう.人民の苦しみは,金持ちと官僚,国家に向かうと述べている.方向はその通りであるが,大国が崩壊するには時間がかかる.
2025年の年末時点で,いよいよ,中共が崩壊しそうな様子が,YouTubeにも見られるようになった.中国の人民の貧困と絶望は既に大きく,政治が乱れたときの中国の常,反乱がいつ始まってもおかしくない状況である.習近平は外に敵を作り,台湾,日本への戦争を仕掛けようとしているが,もはやその余力は残っていないのではないかと考える.

多くの人々が,今後,あるいは将来はこうなる,と予想を立てる.新年においては,今年はどうなることかと考える.
多くの場合,その予測は,早すぎる(現実より先を行っている)ような気がした.

危機に備えるには早すぎることはないような気がするが,早すぎると,待てど暮らせど何事も起きず,そんな危機は来ないんだと油断してしまう.
今年も油断せず,淡々と生きていきたい.




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    経歴






Hirofumi Hirano MD, PhD, Department of Neurosurgery