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2026年10月になりました.昭和の時代に田中角栄という政治家がいた.
田中角栄,大正生まれの人である.田中土建工業を作り,新潟から立候補している.昭和の時代,自民党の最大派閥であった田中派を作り,日本列島改造論を行い,様々な政策を成し遂げた.今太閤とか影の総理と呼ばた.
金権政治を批判され,ロッキード事件で有罪となり,上告審の審理途中に死亡した.
1972年に総理大臣となっている.功罪様々な評価はあるが,時を経て今思うと,日本のことを第一に考えていた総理大臣であったように思う.人物としては,人誑し(ひとたらし)と言う言葉がよく当てはまる人であったようだ.政治と権力の中枢にいると金の問題はついて回るものである.ロッキード事件は,たまたまアメリカ議会証言からもたらされた情報が始まりであった.
金権政治が良いものであったと言うつもりはないが,国民を豊かにするための活動を行っていた政治家であった.彼は政界で卓越した存在でありながら,東大卒でもないため,快く思わない政治家やジャーナリストも多かっただろうと思う.田中角栄の周りには金銭にまつわる話が多く残っているし,語られてきたが,政治家としては,後藤田正晴が残した言葉に見られる「明晰な国家ビジョン、世界情勢、経済動向の洞察力、政治哲学、信念、理念を持っていた」ことが,評価される本質であると考える.
彼以後の日本の歩みを見ても,人物の評価というのは難しく,その時代には分からない場合が多い.その時の評価と将来の評価は別物である.
その時代,あれほど人々に悪し様に罵られた田中角栄氏は,今再評価されている.その時代,あれほど人々が熱狂,支持した小泉純一郎氏の評価は現在芳しくない.
現総理の評価もこの後どのような裁定が下されるか,まだまだ時間がかかるであろう.
もうすぐ鹿児島大学の脳神経外科学講座は開講50周年となる.過去を振り返りながら,ふと感じたことである.
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