今回のコロナウイルス感染症を引き起こすウイルスはSARS-CoV-2であり,感染症は新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) と命名されている.
その予防のためのワクチンはNHKのサイト(2020年12月8日 22時59分)やビジネスインサイダーのサイトに掲載ある.
ビジネスインサイダーのサイト(https://www.businessinsider.jp/post-223800)から,引用させていただくと以下のようになる.
弱毒生ワクチン
実用化事例:麻疹、風疹、BCGなど
新型コロナ用に開発中:コーダジェニックス社(米国)
不活化ワクチン
実用化事例:インフルエンザ、日本脳炎、ポリオなど
新型コロナ用に開発中: KMバイオロジクス(日本)、シノバック、シノファーム社(中国)など
組換えタンパク質ワクチン
ウイルスの構造の一部(タンパク質)を培養細胞や酵母を使って生産
実用化事例:B型肝炎、百日咳、破傷風など
新型コロナで開発中:塩野義製薬(日本)、ノヴァヴァックス社(米国)、サノフィ(仏国)など
ウイルス様粒子ワクチン
酵母などにウイルスの「殻」となるタンパク質だけを作らせ、遺伝子をもたない “ウイルス殻”を投与
実用化事例:HPVワクチン(いわゆる子宮頸がんワクチン)など
新型コロナで開発中:SpyBiotech社(英国)など
ウイルスベクターワクチン
無害なウイルス(アデノウイルスやセンダイウイルス)を新型コロナウイルスの遺伝子を運ぶ「運び屋(ベクター)」として利用する手法。
ウイルスとともに体内に運ばれた遺伝子からコロナウイルスのタンパク質が作られる
新型コロナで開発中:IDファーマ(日本)、アストラゼネカ社(英国)、ヤンセンファーマ社(ベルギー)、ガマレヤ疫学・微生物学研究所(ロシア)など
DNAワクチンは
新型コロナウイルスの遺伝子を含むDNAを直接投与し、体内で新型コロナウイルスのタンパク質を作らせる
ヒトの体内で適量なタンパク質を作れるか、また体内にDNAが残存する影響が不安視されている。
新型コロナで開発中:アンジェス社(日本)、ザイダスカディラ社(インド)など
RNAワクチン
ワクチンとして注入するときには脂質などでコーティングする必要がある
新型コロナで開発中の企業:第一三共(日本)、ファイザー社(米国)、モデルナ社(米国)など
現在最も使われているファイザーのワクチンやモデルナのワクチンはRNAワクチンである.中国で認可されているワクチンは,シノファームとシノバックのものであるが,これらは不活化ワクチンということらしい.
日本では,早い順に,アンジェスが作っているDNAワクチン,塩野義の遺伝子組み換えタンパクワクチン,KMバイオロジクスの不活化ワクチンが臨床試験に入っている.
DNA,RNAワクチンは早く作れ,不活化ワクチンは製造に時間がかかると言われているが,日本の3社の臨床試験の時期を見ればその通りである.中国のシノファームのワクチン接種は2020年の7月から医療関係者や感染リスクの高い人を対象にコロナワクチンの緊急接種プログラムを開始し,一般向けにも2020年12月31日から使用承認している.とても早い.
その予防のためのワクチンはNHKのサイト(2020年12月8日 22時59分)やビジネスインサイダーのサイトに掲載ある.
ビジネスインサイダーのサイト(https://www.businessinsider.jp/post-223800)から,引用させていただくと以下のようになる.
弱毒生ワクチン
実用化事例:麻疹、風疹、BCGなど
新型コロナ用に開発中:コーダジェニックス社(米国)
不活化ワクチン
実用化事例:インフルエンザ、日本脳炎、ポリオなど
新型コロナ用に開発中: KMバイオロジクス(日本)、シノバック、シノファーム社(中国)など
組換えタンパク質ワクチン
ウイルスの構造の一部(タンパク質)を培養細胞や酵母を使って生産
実用化事例:B型肝炎、百日咳、破傷風など
新型コロナで開発中:塩野義製薬(日本)、ノヴァヴァックス社(米国)、サノフィ(仏国)など
ウイルス様粒子ワクチン
酵母などにウイルスの「殻」となるタンパク質だけを作らせ、遺伝子をもたない “ウイルス殻”を投与
実用化事例:HPVワクチン(いわゆる子宮頸がんワクチン)など
新型コロナで開発中:SpyBiotech社(英国)など
ウイルスベクターワクチン
無害なウイルス(アデノウイルスやセンダイウイルス)を新型コロナウイルスの遺伝子を運ぶ「運び屋(ベクター)」として利用する手法。
ウイルスとともに体内に運ばれた遺伝子からコロナウイルスのタンパク質が作られる
新型コロナで開発中:IDファーマ(日本)、アストラゼネカ社(英国)、ヤンセンファーマ社(ベルギー)、ガマレヤ疫学・微生物学研究所(ロシア)など
DNAワクチンは
新型コロナウイルスの遺伝子を含むDNAを直接投与し、体内で新型コロナウイルスのタンパク質を作らせる
ヒトの体内で適量なタンパク質を作れるか、また体内にDNAが残存する影響が不安視されている。
新型コロナで開発中:アンジェス社(日本)、ザイダスカディラ社(インド)など
RNAワクチン
ワクチンとして注入するときには脂質などでコーティングする必要がある
新型コロナで開発中の企業:第一三共(日本)、ファイザー社(米国)、モデルナ社(米国)など
現在最も使われているファイザーのワクチンやモデルナのワクチンはRNAワクチンである.中国で認可されているワクチンは,シノファームとシノバックのものであるが,これらは不活化ワクチンということらしい.
日本では,早い順に,アンジェスが作っているDNAワクチン,塩野義の遺伝子組み換えタンパクワクチン,KMバイオロジクスの不活化ワクチンが臨床試験に入っている.
DNA,RNAワクチンは早く作れ,不活化ワクチンは製造に時間がかかると言われているが,日本の3社の臨床試験の時期を見ればその通りである.中国のシノファームのワクチン接種は2020年の7月から医療関係者や感染リスクの高い人を対象にコロナワクチンの緊急接種プログラムを開始し,一般向けにも2020年12月31日から使用承認している.とても早い.
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