produced by 平野宏文 Hirofumi Hirano a neurosurgeon, to communicate with his patients and friends

脳神経外科医 平野宏文のサイト

脳神経外科医 平野宏文のウェブサイトです. 医師として,また,個人として,私と関係ある人々とのコミニュケーションを図るための場所です.                            脳神経外科に関連する疾患についても記載していこうと思います.

2024年8月のHPの記録
2024年8月になりました.

私の好きな季節ですが,日中の暑さは厳しいですね.木陰に入っても空気の熱さが伝わってきます.
ところで,現在,色々な国々で移民問題が発生しています.

基本的人権と平等は,重要であるが,注意しておかなければならないことがある.“人種差別のない平等な社会は望ましいですか”,と問われれば,イエスと応えるだろう.そこで,EU(欧州連合)のメンバーであったイギリスが,イスラム教徒を人種差別無く受け入れると,移民は当初,出生率が高いため社会に占める割合が増えた.彼らは,「イスラムの教えを変えることはできない」と主張し,従来のイギリス人との間に軋轢が生じた.挙げ句の果ては,「エリザベス女王は改宗するか,イギリスを出ていくか」とイスラム教徒に言われたりしている.イギリスがEUから脱退する欧州連合離脱,通称ブレグジット(英語: Brexit)の大きな原因の一つは移民問題である.大航海時代以降ヨーロッパ諸国が他の国々に為してきた様々な行為に対する罪悪感もあり,現代ヨーロッパの西洋的価値観として発展してきたものに寛容の精神がある.この脅迫的な寛容の精神は,その寛容により,イスラム教徒を移民として受け入れてきたが,それが結果的に西欧の西洋的価値観をヨーロッパの地において失わせしめるという状況を招いている.このことがダクラス マレーによる「西洋の自死―移民・アイデンティティ・イスラム(2018年12月14日 日本発売)」(The Strange Death of Europe, published in the United Kingdom in May 2017, and in June 2017 in the United States)に記されている.総論的に「人種差別なく,移民を受け入れる社会は理想的ですか?」と問われると,これは正しいことだと多くの人が考え,賛成し,それが実行されるが,入ってきた移民が,『女性は男性の持ち物である』,という考えを持っていれば,受け入れた地域では,女性の人権が大きく制限される結果になるのである.

欧州「移民受け入れ」で国が壊れた4ステップ
これから日本にも「同じこと」が起きる

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Hirofumi Hirano MD, PhD, Department of Neurosurgery