"南薩(南薩摩)研究"カテゴリーの記事一覧
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先日行った薩摩酒造には,麦焼酎をホワイトオーク樽で12年間熟成させたSLEEPY OWLというお酒がある.
単式蒸留で蒸留された本格麦焼酎の原酒を薩摩酒造こだわりのホワイトオーク樽で12年間じっくり貯蔵・熟成させたリキュールということになっている.薩摩酒造 明治蔵に行った時,買ってきた.
樽で熟成させているので琥珀色になっており,焼酎の規格を外れてしまうため,風味に影響のない食物繊維を少量加え,リキュールのカテゴリーで販売しているらしい.
買ってきたボトルを開けると,ウイスキーのようなオーク樽熟成の香りで,喉を下った後,口の中には甘みを感じる.ストレートで飲むのが一番美味い.が,40度なので,食道,胃を痛めないように注意が必要.
もらってきたリーフレットを載せておく.
前回紹介の白波通販ショップでも売っているが,8500 6600円である.
どういうわけか,アマゾンはもっと安いのでリンクしておく. -
枕崎には花渡川という川がある.源は加世田市津貫で,この辺りの分水嶺からは大浦に流れる大浦川と加世田に流れる加世田川(万之瀬川と合流し,下流は万之瀬川)が始まっている.この花渡川を東から西に渡ると左手に薩摩酒造明治蔵がある.
薩摩酒造明治蔵の敷地に入って左手に花渡川ビアハウスがある.ここで昼食をとった.「薩摩ゴールド」「薩摩レッド」「薩摩ブラック」の3種類のビールがあり,まず,枕崎セットで3種類のビールを味わった.
食べながら飲むと,私には薩摩ブラックがほどよく苦く美味かったので,もう一度薩摩ブラックをいただいた.
この後,明治蔵を見学した.1867年のパリ万博に幕府に黙って薩摩藩が独自出展していたが,その時,この蔵から焼酎が出品されたとのことである.
この画像の右側に望楼入口とあるが,階段が有り,周囲を望む事が出来る.
柱は材を次ぎながら伸びており,階段の作りも興味深い.吹き抜けを上から下へ見下ろすと回り階段の様子がよく分かる.
最上階から,東へは,花渡川の向こうに枕崎の町があり,遠くに見えるのが開聞岳である.
南へは,海が広がっており,立神岩が見える.
とても楽しく過ごした.
薩摩酒造には御礼申し上げたい.
先ほどのビールだが,サツマイモで作っているので発泡酒ということのようだ.画像は白波通販ショップから拝借.こちらで購入できる.
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枕崎の南溟館で開催されている動くゴッホ展に行ってきた(2021/7/24 土曜日).
はじめて南溟館を訪れた.ゴッホ展,とあったのでどんなものだろうと思っていたが,行くまで動くの部分には気がついていなかった.
リンクが切れたときのために,サイトに掲載されたゴッホ展チラシを残しておく.
南溟館のなんめいとはどういう意味か,知らなかったので,調べてみると,南方の大海という意味で,溟の字には,暗いという意味の他に海という意味がある.枕崎の地に,良い名前である.
動くゴッホは,ゴッホの絵をデジタル処理して,シネマグラフ化したものであった.
肖像画では,少し動きすぎ,の感じがしたが,風景や背景のあのゴッホ特有のうねりが動くとき,彼にたぶん見えていたと思われる奇妙な世界の何かの存在感の大きさを感じた.
彼の精神的病についてはいろいろな説があるが,彼の絵は,その病理をあらわしたものであると思う.いつか,同じような絵を描く人物が現れる時があるのではないかと思っている.
全然関係ありませんが,動く絵 ねこちゃんのツイッター
親友の話
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2021年2月9日のことです.朝からよく晴れていましたが,早朝は水平線が霞んで島影ははっきりしませんでした.昼近くになって水平線近くの視界が良くなってきました.そして,久しぶりに屋久島が見えました. 屋久島と右に硫黄島が見えました.島の上の二つの黒い点は洋上を跳んでいる鳥です.
2枚目の写真では左前に竹島がよく見えます.2019年11月の 南薩研究(初回)島が見える の時よりもしっかり見えて屋久島の大きさが印象的です.
そしてこの日は夕方になっても島が見え続けていました.夕方の写真では硫黄島の右にかすかな島影が目言えます.
この方向に見えるのは,口永良部島のはずです.
夕刻になっても,こんなにしっかり屋久島が見えるなんて,素晴らしい日でした.
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島はいくつもあるので,この際,どれがどの島か,はっきりさせようと思い,グーグルマップと島々の地形図を参考に同定してみました.
屋久島の東側(写真左側)はぼんやりとかすみながら境界が分かりません.地図と島影の縮尺から考えると,見えていないようです.東側は高度が低いためかもしれません.地図上は大隅半島の向こうに種子島があるはずですが,こちらは全く見えません.
屋久島,見えるんですね.九州で一番高い山(宮之浦岳 1936m)を擁するだけのことはありますね. -
出勤途中の朝,枕崎に近づくと高台から海がよく見えます.そして天気が良いときは,島が見え,いい気分になります.「天気がいい日には,屋久島が見える」と言われながら,見る事のできなかった屋久島が見えました.
2019年11月1日の朝です.病棟回診していて,南の海の水平線を見ると「ん!何だ,これは」って感じでした.たまに見える島の向こうにもモヤッとした雲のような大きな影があり,ジーッと見ていると山の頂が二つ見えたのです.
この写真は,病院の7階からiPhoneで撮影したものです.
もしかして,ここが屋久島の西端? 大きい.屋久島は想像していた以上に大きいものでした.