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新年明けましておめでとうございます.
2023年が始まりました.今年もよろしくお願いいたします.
年末は鹿児島も荒れた天気でしたが,元旦は穏やかです.この元旦の朝のような日々が続くことを望んでいますが,安心できない状態が続きそうです.現在,日本は例年に比べ,死亡率が大幅に上昇しています.また,エネルギー,食糧の値上がりのためインフレが進んでいます.
とはいえ,よい兆も少しずつ見えています.新年という区切りを迎え,また新たな気持ちで頑張りましょう.
令和五年 元旦 -
とうとう12月になりました.急に寒くなりました.
これからクリスマス,お正月に向かって,イベントも多いことと思います.今年の北半球は例年以上に寒くなりそうです.
Snow Extent in the Northern Hemisphere now Among the Highest in 56 years Increases the Likelihood of Cold Early Winter Forecast both in North America and Europe
北半球の積雪量は過去56年間で最も多く、北米・欧州ともに初冬の寒さが予測される可能性が高まる
令和四年 12月6日 -
11月になりました.朝晩は肌寒くなり,これから,あの寒い冬が来るな,と思うと既に辛くなりますね.
コロナ感染症の第8波がどうのこうのと,ワクチンチケットの配布が始まっていますが,ワクチンを接種するほどに感染が多くなっているようです.
また厚生労働省の人口動態統計速報ではワクチン接種後に月別死亡者数が増加しています.子どもへのワクチン接種は利より害が多いと思われます.小児科学会が推奨していますが,将来的に問題となる可能性が高いと考えています.
次はイギリスのGBニュースからです.
GBニュース
— タマホイ (@Tamama0306) October 13, 2022
「決して許さない、決して忘れない」
ファイザーが公聴会でコロナワクチンが感染を防ぐかどうかのテストをしていないことを認めた
みんなを守るために打つというのは歴史的なデマだった
ワクチンによる副作用や家族の死で苦しんでいる人がいる
ワクチンを推奨した者たちを決して許さない pic.twitter.com/6dU9UDcVKs令和四年 11月12日 -
2022年11月8日 18:30頃の月です.スマホではうまく写せないので,カメラを持ってきて,自宅庭からの撮影です.ニコンの一眼レフ,望遠,手持ちで,手ぶれは覚悟で10枚くらい写してみました.2枚だけ手ぶれの少ないのがあり,その中の1枚です.
兎が見えたので満足です. -
早くも10月になりました.暑さ寒さも彼岸まで,といいますが,秋分の日を過ぎて,鹿児島でも涼しくなりました.
長かったコロナ感染症のパンデミックが終わりそうな雰囲気です.そろそろマスクにも飽きてきたところでした.ワクチンを接種するほどに感染が多くなるという結果が出ているようです.
ワクチンもマスクもやめて,以前の生活に戻りましょう.
妊婦さんのコロナワクチン接種はしない方が賢明です.
令和四年 10月4日 -
8月も終わり,新学期ですね.朝夕は秋の雰囲気が漂うようになりましたが,日中はまだまだ暑いので,体調管理に気をつけましょう
オミクロン株対応のワクチン接種が始まるようです.以前のワクチンの成分も含まれており,4回目を既に接種した人にとっては,同一抗原による5回目の免疫処理となり,危険です.お勧めしません.
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こちらをご覧ください.
令和四年 9月1日
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久しぶりに強い台風が来る.コースも台風の目が鹿児島市の西を通る.
台風が来るなあ,とは思っていたが,周囲の家が雨戸やシャッターを閉めているので,台風情報を見ると,これはガチンコの台風だ.
今年は暑く,海水温も高い割には,台風の数が少なかったような気がして,でかいのが来るな,と思っていたが,来た.
庭を片付け,物が飛ばないように処理してきたが,想定以上のことが起きるときは,人力では致し方ない.
学生の頃,台風のため,錦江湾を横断する大隅フェリーが与次郎ヶ浜の港で陸に打ち上げられ,台風が過ぎた後,家具屋の倉庫に亀や魚が泳いでいた,という話があった.今回は小潮なのでそういうことはないだろう.
仕事を始めた後,昼間,職場にいるとき台風が通過したことがあったが,駐車場に止めてある車が風に押されて動き,隣の車にぶつかるのを窓から為す術なく見ていたことがあった.
台風の後は,人々が後片付けを始めると,救急外来が多くなる.
皆さん,気をつけましょう.
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東シナ海を北上中の、台風6号のため,どんより曇って,風の強い8月1日です.
4回目のコロナウイルスのワクチン接種が進められていますが,返って感染者が増え,コロナ感染症以外での死亡率も高まると言う情報が多く示されています.特に高齢者や基礎疾患を持つ人々には危険です.
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自分で確認したい方はこちらをご覧ください.
令和四年 8月 -
7月がやってきました.例年7月の前半は梅雨時期なのですが,今年はさっさと梅雨明けとなりました.でも早々に台風がやってきました.雨も足りなかったので良かったのかもしれません.
ところで「君たちはまだ長いトンネルの中」という映画をご存じでしょうか.是非観たいと思うのですが,鹿児島での上映予定はまだ未定のようです.原作は,マンガでわかるこんなに危ない⁉消費増税 とい本のようです.
消費税が10%になり,日本人にかかる税金がどんどん上昇していますね.社会保障費を含めた国民負担率がYahoo!ニュースにあります.国民負担率の内訳の国際比較をさぐる です.財務省の発表した国民負担率は令和3年度(実績見込み)が48%です.江戸時代の重税年貢,五公五民と同じです.参議院選挙,よく考えて投票しましょう.
令和四年 7月 -
IDH変異型星細胞腫におけるCDKN2A/Bホモ接合体欠失の役割とは
https://dailynews.ascopubs.org/do/10.1200/ADN.20.200430/full/ より引用
サイクリンとサイクリン依存性キナーゼは、細胞周期を通じた細胞の進行を決定する重要な制御分子である(図).
促進的な細胞外シグナルは、D型サイクリンとサイクリン依存性キナーゼ(CDK4/CDK6)間の複合体形成をもたらす.
この複合体の生成は、Rbのリン酸化、伸長因子転写因子の遊離、G1期からS期への移行に関わる遺伝子の活性化を促進する.
サイクリン依存性キナーゼ阻害因子2A(CDKN2A)は、第9染色体、バンドp21.3に位置し、腫瘍抑制タンパク質p16(INK4A)およびp14(ARF)をコードする遺伝子である.
p16タンパク質は、CDK4/CDK6に結合することにより、細胞分裂を制御し、G1期からS期への細胞周期の進行を阻害する.
CDKN2B遺伝子はCDKN2Aに隣接し、p15(INK4B)タンパク質をコードしており、これもCDK4/CDK6に結合して不活性化させる.
p14タンパク質はCDKN2A遺伝子座のalternate reading frameタンパク質産物であり、MDM2活性を阻害することによってp53の分解を防ぐ
この過程はp21の活性化につながり、p21はまたサイクリン/CDK複合体、特にCDK2に結合し、その活性を阻害する。CDKN2Aの不活性化に関連した変異(例えば、突然変異、ホモ接合体欠失、プロモーター高メチル化)は、大多数のヒト癌に存在し、この経路が悪性腫瘍において重要な役割を果たすことを示唆している.
CDKN2A/Bホモ接合体欠失は、IDH変異性星細胞腫の少数派で発生する(WHOグレード2、0%-12%;WHOグレード3、6%-20%;WHOグレード4、16%-34%).
しかし最近、この分子サブタイプの予後との関連性が強調されてきている。複数のレトロスペクティブコホートにより、CDKN2A/Bは組織学的腫瘍グレードにかかわらず、IDH変異型星細胞腫の予後不良およびOS制限と一貫して関連していることが示されている(OS中央値は約3年).
一方、組織学的腫瘍グレードは依然としてCDKN2A/Bホモ接合性欠損を持たないIDH変異型星細胞腫の予後を左右している.
この分子サブセットでは、微小血管の増殖および/または壊死(WHOグレード4の星細胞腫の典型的な組織学的特徴)の存在が比較的悪い予後と関連している(OS中央値は約5~6年 vs 12年以上).
これらのデータの強さに基づき、cIMPACT-NOWは現在、CDKN2A/Bホモ接合体欠失がグレード4のIDH変異型星細胞腫の診断に十分であると考えられることを推奨し、この分子異常を微小血管増殖および壊死の状態にまで高めている.
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日経新聞の記事である.
「最も増えたのは「老衰」で約2万人(14.8%)増だった。このほか心疾患など「循環器系の疾患」が約1万2千人(3.5%)増加した。
老衰は高齢化でもともと増加傾向にある。一方、循環器系の疾患は20年は前年より約5千人減っていたが、21年は増加に転じた。同省の担当者は「増加の要因は分析できていない。コロナ禍前から進む高齢化による増加が続いているのではないか」とみている。」
と書かれている.
2021年のデータを見た頃,2021年はワクチンが接種された年だなと思った.
2022年は? ブースター接種が行われた年ですね.
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狂牛病とは牛海綿状脳症(うしかいめんじょうのうしょう、英語: Bovine Spongiform Encephalopathy, 略語: BSE)のことで,脳がやられた牛がけいれんを起こしたり,刺激に対して過剰に反応したり,という症状から,運動障害で歩けなくなり死亡するという病気(動画)である.
学生の頃,このをプリオン病を知った時は,食人習慣によるパプアニューギニアのクールー病のインパクトは大きかったが,クロイツフェルト・ヤコブ病については,珍しい病気があるんだな,という程度の認識であった.
元々,体内には,無害の内因性プリオン呼ばれるタンパク領域があり,このタンパクの折りたたまれ方がおかしくなり,病原性を持つとプリオン病となる.しかし,ことの解明の順番は逆で,病原性物質を求めていったら,タンパク質である事が分かり,それをプリオンと名付けたが,プリオンと同じ配列を持つタンパク質が元々身体の中にある事が分かったのである.そのタンパクはアミノ酸配列は同じであるが,折りたたまれ方が異なるのである.そして,異常な畳まれ方の病原性のプリオンは正常なタンパク質の畳まれ方を,異常な畳まれ方に変更してしまう力がある.ここが困った所で,感染性を持つ理由である.
さて,脳外科では,原因不明の脳の病気の脳生検術を依頼されるのであるが,これらプリオン病であった場合,プリオンは,煮沸では失活しないし,通常の消毒薬も効果が無いので大変である.失活していないプリオンがついた器具を次の手術にい使うと次の患者を感染させてしまう.だから,手術をして検体を提出した後にクロイツフェルト・ヤコブであることが判明したら,大騒ぎである.
1992年頃から,イギリスで狂牛病が流行した.当時,処理した牛の骨や脳をすり潰して,肉骨粉という牛の資料にしていた.つまり,飼育上で牛の共食いが行われていた.脳は特にプリオンの多いところで,多くの牛が狂牛病になったのである.
牛肉にプリオンがあった場合,煮ても焼いても失活しない.それで,狂牛病が人にもうつる可能性があり,事実,その頃は若者がプリオン病を発症していた(プリオン病は老人に多い).イギリスで狂牛病が流行っていた頃,イギリスに長期滞在していた人は,日本では献血できない事になっている.
頭の手術をしたとき,脳を包んでいる硬膜が損傷して足りなくなる時があり,昔は亡くなった人の硬膜を薬品処理して使っていた.ところが,これがクロイツフェルト・ヤコブの原因になる場合があるとのことで,1997年,使用中止になった.
プリオン病とはやっかいな病気である.今回は,コロナウイルスの初期型のスパイクタンパクにプリオン領域があり,ワクチンにもプリオン領域が含まれている,という話がやってきた.
Towards the emergence of a new form of the neurodegenerative Creutzfeldt-Jakob disease: Twenty six cases of CJD declared a few days after a COVID-19 “vaccine” Jab
神経変性疾患であるクロイツフェルト・ヤコブ病の新型の出現に向けて
COVID-19「ワクチン」接種の数日後に宣言された26例のクロイツフェルト・ヤコブ病
ABSTRACT
我々は、武漢産SARS-CoV2ウイルスのスパイクタンパク質、およびその後継変異体、さらにはこの同じ配列を基に作られたすべての「ワクチン」にプリオン領域が存在することを明らかにした。同時に、ヨーロッパ各国で発生した、PfizerワクチンやModernamRNAワクチンの初回接種と、クロイツフェルト・ヤコブ病の初発症状が突然かつ急速に発生するとの同時発生事例を解析しています(通常、初発症を観察するまでには数年を要します)。 私たちは、2021年のクロイツフェルト・ヤコブ病について、この新しい疾患の病因を説明することができないまま、このニュープリオン病の進化の年代的側面を中心に、解剖学的観点から研究を行っています。そこで、この恐ろしい亜急性疾患の通常の経過を思い起こし、ワクチン接種後のこの新しい極めて急性なプリオン病と比較してみることにした。数週間のうちに、フランスとヨーロッパで、Pfizer、Moderna、AstraZenekaのワクチンの1回目または2回目の接種後すぐにクロイツフェルト・ヤコブ病がほとんど自然に発生した例が50例以上出現している。要約すると、分析した26例のうち、CJDの最初の症状はCOVID-19「ワクチン」注射の平均11.38日後に現れたということです。この26例のうち、この記事を書いている時点で20例が死亡し、6例はまだ生きている。この20人は、注射後わずか4.76カ月で死亡している。そのうち8例は突然死(2.5カ月)であった。このことは、古典的なCJDが数十年を要するのに対し、この新型CJDは根本的に異なる性質を持っていることを裏付けるものである。
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Adverse effects of COVID-19 vaccines and measures to prevent them
COVID-19ワクチンの副作用とその対策について
によると
COVID-19ワクチンは重症患者における感染症の主要な危険因子である,と結論である.
COVID-19ワクチンで危惧される要点を抜粋すると次のようになる.
Lancetに掲載された研究では,COVID-19ワクチン2回接種後8カ月経過したワクチン接種者の免疫機能は,ワクチン未接種者の免疫機能より低いことが示された.この結果は、高齢者や既往症のある人においてより顕著であった.[1]
欧州医薬品庁の勧告によると、COVID-19の頻繁なブースターショットは免疫反応に悪影響を与える可能性が示唆された.[2]
ワクチンに含まれるN1-methylpseudouridineは、遺伝暗号においてウラシルの代用として使用が,この修飾されたタンパク質は、制御性T細胞の活性化を誘導し、結果として細胞性免疫の低下を招く可能性がある.[4]
mRNAワクチンの投与後、スパイクタンパク質はすぐに減衰するわけではない.エクソソーム上に存在するスパイクタンパク質は、4ヶ月以上にわたって体内を循環している.[5]
in vivoの研究では、脂質ナノ粒子(LNP)が肝臓、脾臓、副腎、卵巣に蓄積する.[6]
LNPに内包されたmRNAは炎症が強い.[7]
新たに生成されたスパイクタンパク質の抗体は、スパイクタンパク質を生成するためにプライミングされた細胞や組織を損傷する.[8]
血管内皮細胞は血流中のスパイクタンパク質によって損傷を受ける,これにより副腎などの免疫系器官が損傷を受ける可能性がある.[9]
さらに、抗体依存性の増強が起こり、感染増強抗体が中和抗体の感染予防効果を減弱させることがある.[10]
また、武漢型ワクチンの残存する免疫記憶が、変種に対するワクチンの効果を十分に発揮させない原抗原罪がありこれらのメカニズムもCOVID-19の増悪に関与している可能性がある.[11]
COVID-19ワクチンと帯状疱疹の原因となるウイルスの再活性化との関連を示唆する研究があり[12, 13],この状態は、ワクチン後天性免疫不全症候群と呼ばれる[14].
COVID-19ワクチン投与後の免疫性血小板減少症(VITT)による致死例も報告されている.[15]
遺伝子ワクチンのスパイクタンパク質に起因する心血管疾患、特に急性冠症候群が増加する可能性がある[18, 19].
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いつの間にか5月が終わって6月になっていました.
ウクライナ紛争も少しずつ終了に向けての話し合いの雰囲気が感じられます.うまく収まるとよいのですが.
また,中国,上海のロックダウンが一度解除されましたが,解除と共に住民が荷物をまとめて,上海から逃げ出す,という騒動があったようです.今のオミクロン株に行動制限は必要ないと思われます.
また,厚生労働省の感染者とワクチン接種の統計に間違いがあり,
ワクチン2回の陽性率、半数世代で未接種上回る 厚労省再集計で判明
は大きな問題です.
厚労省が公式にデータを修正 →「ワクチン有効」は嘘だったの衝撃
の記事もあります. -
IDH1 or IDH2 mutant かつ 1p/19q codeletion がない.
しばしば ATRX and/or TP53 mutation
CDKN2A (cyclin-dependent kinase inhibitor 2A)/CDKN2B (cyclin-dependent kinase inhibitor 2B)のHomozygous Deletionがあれば,grade 4
イソクエン酸デヒドロゲナーゼ1(IDH1)およびIDH2のミスセンス変異がある
IDH1は主に細胞質に局在するのに対し,IDH2はミトコンドリアに局在する.
IDH1 Arg132(R132)変異
IDH2 R172変異,ならびにIDH2のR140変異
IDH1およびIDH2の変異はヘテロである.ホモで変異しているR123H/R123Hは活性がなくなる.IDH1およびIDH2の両方が共に変異した例も見つかっていない.いずれかのヘテロ変異のみで腫瘍化には十分である.
野生型IDH1/2タンパク質は,NADP+を補酵素に用い,イソクエン酸からα-ケトグルタル酸(αKG)を産生する.変異型IDH1/2は,αKG産生能を失う一方,NADPHを補酵素に用い,αKGからD2HGを産生する.
2-ヒドロキシグルタル酸はα-KG依存的ジオキシゲナーゼを阻害することにより、
PHD1の阻害を介してHIF-1を活性化し,HIF-1の活性化はTCA回路を抑制し解糖系を活性化させることにより、がん細胞に特有なWarburg効果(がん細胞が有酸素下でもミトコンドリアの酸化的リン酸化より解糖系でATPを産生する現象)を発揮させる.
さらに2HGはDNA脱メチル化酵素がα-KGを補因子として,脱メチル化するのを阻害するし,DNA hypermethylationを惹起し、癌化を促進させる.
2-ヒドロキシグルタル酸がαKGジオキシゲナーゼの(1)EGLNs, (2) P4HAs/PLODs, (3) TETs, および(4)KDMsを阻害する.
(1) EGLNs阻害の結果,HIF-1/2αタンパク質は安定化,
(2) P4HAs/PLODs阻害の結果,コラーゲンの成熟障害,
(3) TETs阻害の結果,シトシンの脱メチル化障害(5-メチルシトシンの増加・5-ヒドロキシメチルシトシンの減少),
(4) KDMs阻害の結果,ヒストンの脱メチル化障害(メチル化ヒストンの増加)をもたらす.
2HGのような,がんの発生・進展に直接的に寄与する代謝産物を「オンコメタボライト」と称する.
α-ケトグルタル酸は2-オキソグルタル酸(2OG)とも言われる
図1,図2は鹿児島県医師会報 図説脳神経外科「IDH遺伝子変異による腫瘍形成」より引用 -
Gliomas, glioneuronal tumours,and neuronal tumours
完全な分子分類が実施されていないこと示すNOS(not otherwise specified)
分子学的特性は明らかにされたが,分類体系に当てはまらない腫瘍を示すNEC(not elsewhere classified)がある.
Adult-type diffuse gliomas
Astrocytoma, IDH-mutant
Astrocytoma, IDH-mutant, grade 2
Astrocytoma, IDH-mutant, grade 3
Astrocytoma, IDH-mutant, grade 4
Oligodendroglioma, IDH-mutant and 1p/19q-codeleted
Oligodendroglioma, IDH-mutant and 1p/19q-codeleted, grade 2
Oligodendroglioma, IDH-mutant and 1p/19q-codeleted, grade 3
Glioblastoma, IDH-wildtype
Paediatric-type diffuse low-grade gliomas
Diffuse astrocytoma, MYB- or MYBL1-altered
Angiocentric glioma
Polymorphous low-grade neuroepithelial tumour of the young
Diffuse low-grade glioma, MAPK pathway-altered
Paediatric-type diffuse high-grade gliomas
Diffuse midline glioma, H3 K27-altered
Diffuse hemispheric glioma, H3 G34-mutant
Diffuse paediatric-type high-grade glioma, H3-wildtype and IDH-wildtype
Infant-type hemispheric glioma
Circumscribed astrocytic gliomas
Pilocytic astrocytoma
High-grade astrocytoma with piloid features
Pleomorphic xanthoastrocytoma
Subependymal giant cell astrocytoma
Chordoid glioma
Astroblastoma, MN1-altered
Glioneuronal and neuronal tumours
Ganglioglioma
Gangliocytoma
Desmoplastic infantile ganglioglioma
Desmoplastic infantile astrocytoma
Dysembryoplastic neuroepithelial tumour
Diffuse glioneuronal tumour with oligodendroglioma-like features and nuclear clusters (provisional entity)
Papillary glioneuronal tumour
Rosette-forming glioneuronal tumour
Myxoid glioneuronal tumour
Diffuse leptomeningeal glioneuronal tumour
Multinodular and vacuolating neuronal tumour
Dysplastic cerebellar gangliocytoma(Lhermitte-Duclos disease)
Central neurocytoma
Extraventricular neurocytoma
Cerebellar liponeurocytoma
Ependymal tumours
Supratentorial ependymoma, NOS
Supratentorial ependymoma, ZFTA fusion-positive
Supratentorial ependymoma, YAPI fusion-positive
Posterior fossa ependymoma, NOS
Posterior fossa group A (PFA) ependymoma
Posterior fossa group B (PFB) ependymoma
Spinal ependymoma, NOS
Spinal ependymoma, MYCN-amplified
Myxopapillary ependymoma
Subependymoma
Choroid plexus tumours
Choroid plexus papilloma
Atypical choroid plexus papilloma
Choroid plexus carcinoma
Embryonal tumours
Medulloblastomas, molecularly defined
Medulloblastoma, WNT-activated
Medulloblastoma, SHH-activated and TP53-wildtype
Medulloblastoma, SHH-activated and TP53-mutant
Medulloblastoma, non-WNT/non-SHH
Medulloblastomas, histologically defined
Medulloblastoma, histologically defined
Desmoplastic nodular medulloblastoma
Medulloblastoma with extensive nodularity
Large cell medulloblastoma
anaplastic medulloblastoma
Other CNS embryonal tumours Introduction
Atypical teratoid/rhabdoid tumour
Cribriform neuroepithelial tumour(provisional entity)
Embryonal tumour with multilayered rosettes
CNS neuroblastoma, FOXR2-activated
CNS tumour with BCOR internal tandem duplication
CNS embryonal tumour, NEC/NOS
Pineal tumours
Pineocytoma
Pineal parenchymal tumour of intermediate differentiation
Pineoblastoma
Papillary tumour of the pineal region
Desmoplastic myxoid tumour of the pineal region, SMARCB1-mutant(provisional entity)
Cranial and paraspinal nerve tumours
Schwannoma
Neurofibroma
Plexiform neuroblastoma
Perineurioma
Hybrid nerve sheath tumours
Malignant melanotic nerve sheath tumour
Malignant peripheral nerve sheath tumour
Cauda equina neuroendocrine tumour(previously paraganglioma)
Meningioma
Meningioma
Mesenchymal, non-meningothelial tumours involving the CNS
Fibroblastic and myofibroblastic tumours
Solitary fibrous tumour
Vascular tumours
Cavernous haemangioma
Capillary haemangioma
Arteriovenous malformation
Haemangioblastoma
Skeletal muscle tumours
Embryonal rhabdomyosarcoma
Alveolar rhabdomyosarcoma
Rhabdomyosarcoma, pleomorphic-type
Spindle cell rhabdomyosarcoma
Tumours of uncertain differentiation
Intracranial mesenchymal tumour,FET::CREB fusion-positive(provisional entity)
CIC-rearranged sarcoma
Primary intracranial sarcoma,DICER1-mutant
Ewing sarcoma
Chondrogenic tumours
Mesenchymal chondrosarcoma
Chondrosarcoma
Dedifferentiated chondrosarcoma
Notochordal tumours
Chordoma
Melanocytic tumours
Diffuse meningeal melanocytic neoplasms
Meningeal melanocytosis
Meningeal melanomatosis
Circumscribed meningeal melanocytic neoplasms
Meningeal melanocytoma
Meningeal melanoma
Haematolymphoid tumours involving the CNS
CNS lymphomas
Primary diffuse large B-cell lymphoma of the CNS
Lymphomatoid granulomatosis
Lymphomatoid granulomatosis, grade1
Lymphomatoid granulomatosis, grade2
Lymphomatoid granulomatosis, grade3
Intravascular large B-cell lymphoma
Miscellaneous rare lymphomas in the CNS
MALT lymphoma of the dura
Lymphoplasmatic lymphoma
Follicular lymphoma
Anaplastic large cell lymphoma(ALK+/ALK-)
T-cell lymphoma
NK/T-cell lymphomas
Histiocytic tumours
Erdheim-Chester disease
Rosai-Dorfman disease
Juvenile xanthogranuloma
Langerhans cell histiocytosis
Histiocytic sarcoma
Germ cell tumours
Mature teratoma
Immature teratoma
Teratoma with somatic-type malignancy
Germinoma
Embryonal carcinoma
Yolk sac tumor
Choriocarcinoma
Mixed germ cell tumour
Tumours of the sellar region
Adamantinomatous craniopharyngioma
Papillary craniopharyngioma
Pituicytoma
Granular cell tumour of the sellar region
Spindle cell oncocytoma
Pituitary adenoma / pituitary neuroendocrine tumour(PitNET)
Pituitary blastoma -
一週間ほど前,朝目覚めて,寝返りを打ったら,視界が斜めに動き始めて,目眩が生じていることに気がついた.右に寝返っても左に寝返っても目が回るのであるが,頭の動きを止めると数秒で目眩も止まる.
車を運転できるかと心配したが,頭を振り回さなければ大丈夫であった.仕事が終わって,自宅に帰ってきても,臥位から頭部を左右に動かすと目眩が生じた.
良性発作性頭位めまいである.頭の動きを止めると速やかに目眩も止まるので,半規管の中に耳石が剥がれ落ちたのだろうと思った.
三半規管のうち,後半規管に浮遊耳石が生じることが最も多く,後半規管内の耳石を前庭に移動させると目眩は良くなると言われている.その後半規管内の耳石を退かす方法として,エプリー法というのがある.
数年前にめまい研究会で,耳鼻科の先生が,この方法で良くなった患者のことを発表していたのを思い出したが,その方法はよく分からなかったので,インターネットで調べてみた.すると詳しく説明してくれている耳鼻科の先生のページが見つかった.野上耳鼻咽喉科医院のサイトである.後半規管は耳介と同じ向きになるらしい.
良し,早速,治療してみるか,とエプリー法のやり方を記憶した.風呂上がり,食事前である.食前にやらないと,食後では嘔吐してしまう危険性がある.ベッドで仰臥位になり,枕を肩下に入れ,「? 左右どちらの半規管の治療をすれば良いのだ? 私の目眩の原因は右なのか左なのか?」
私は左に傾いたときに目眩が出ていたので,自分で左が悪い,と決めつけていた.そこで,ゆっくりと左用のエプリー法を行った.頭を回す度に,グラングランと世間が揺れた.1回目の処置が終わって,まだ目眩が残っていたので,2回目を実施した.少し良くなったような気がしたが,まだ目眩が残っていた.
この手技は,頚の悪い人は行ってはいけないと書かれていたし,自分で勝手にやらないようにとも書かれていた.
だが私は,1人で寝室で行ったのである.
2回目が終了して,結果に不満であった私は,次に右耳用のエプリー法を行うことにした.左耳が悪いと決めつけていたが,右かもしれないではないかと.
そして,右耳用の手技を行ったところ,手技中に非常に強い目眩が生じた.この手技が終わった時には,座位になるのが難しかった.何とかこらえて座位まで到達し,目眩が治まるのを待った.そして目眩が治まった後,むかむかとした嘔気がおそってきた.私は何とかしかるべき場所にたどり着いた.幸い胃の中が空っぽであったので,少量の胃液のみで終了した.
3回目の手技の後の目眩の状態は2回目の手技が終了したときと変わらなかった.治療前より軽くなっていたが,左に傾くと目眩は誘発される状態だった.
ところが,一連の手技による強い目眩による嘔気のためか,その夜は食が進まず,いつもの1/5も食べられなかった.
この目眩は完全に消失するまでに1週間ほどかかった.普通に仕事もできたのであるが,左下にあるものを拾おうとするとクラクラする状況が暫く続いたのである.
転がった耳石のかけらは徐々に吸収されていくのであろうか.だから徐々に症状が軽くなっていくのであろうか.
いつも患者さんに点滴や飲み薬を出しているが,自分では薬も使わずMRIも撮らず,自分を観察していた.
どちらの耳が悪いのか,どうやって決めるのか,であるが,私の直感は正しかったようで,英語のサイトに以下の記載を見つけた.
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Identification of Dietary Molecules as Therapeutic Agents to Combat COVID-19 Using Molecular Docking Studie
抗菌薬としての食事由来分子の同定 分子ドッキングを用いたCOVID-19の研究
抄録
最近、2019年12月に中国武漢でSARS-CoV-2(Disease:COVID-19)と名付けられた新型の致死性のコロナウイルスが出現しました。ヒトからヒトへの感染が急速に拡大し、ほぼすべての国で感染者が確認されていることから、2020年3月11日に世界保健機関(WHO)によりパンデミック宣言がなされました。現在までのところ、ワクチンや特異的な治療薬などの治療法は世界的に存在していません。しかし、プロテアーゼ阻害剤や抗ウイルス剤であるロピナビル、リトナビル、レムジシビル、クロロキンがCOVID-19の治療薬として検討され、いくつかの国で使用されています。世界的な健康危機を目の当たりにして、SARS-CoV-2を標的とする適切な薬剤候補を見つけることが私たちの目的であった。この目的のために、SARS-CoV-2の7つのタンパク質と、過去に抗ウイルス剤または抗SARS-CoV剤として報告された18の活性成分の分子ドッキングが行われました。これらの18化合物のドッキング結果は、現在COVID19で使用されている2つのFDA承認薬、すなわちRemdesivirとChloroquineと比較された。その結果、緑茶の主成分であるエピガロカテキンガレート(EGCG)がSARS-CoV-2の結合部位にうまくはまるリード化合物であることが分かりました。EGCGは、SARS-CoV-2の6y2e, 6vw1, 6vww, 6lxt, 6vsb, 6lu7, 6lvnproteinに対してそれぞれ -9.30, -8.66, -8.38, -7.57, -7.26, -6.99 and -4.90 kcal/mole と非常に強い分子相互作用を示した。したがって、この結果に基づいてEGCGがCovid-19治療のための薬剤候補として探求すべきことが示された。
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明日から11月です.11月と言えば,2001年の映画にSweet November『スウィート・ノベンバー』というのがありました.映画評論家による評価はメタメタだったようですが,私には,謎めいた展開と共に,当時のシャーリーズ・セロンが可愛かった事もあって,かなり心に残りました.
コロナウイルスが落ち着いているうちに,少し羽を伸ばしたい昨今ですが,冬に向けてまた感染者数が増える可能性があります.この冬を越えるまでは気をつけて生活しましょう.
国ごとの
100万人あたりのCOVID-19感染者数
100万人あたりのCOVID-19死亡者数
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先日行った薩摩酒造には,麦焼酎をホワイトオーク樽で12年間熟成させたSLEEPY OWLというお酒がある.
単式蒸留で蒸留された本格麦焼酎の原酒を薩摩酒造こだわりのホワイトオーク樽で12年間じっくり貯蔵・熟成させたリキュールということになっている.薩摩酒造 明治蔵に行った時,買ってきた.
樽で熟成させているので琥珀色になっており,焼酎の規格を外れてしまうため,風味に影響のない食物繊維を少量加え,リキュールのカテゴリーで販売しているらしい.
買ってきたボトルを開けると,ウイスキーのようなオーク樽熟成の香りで,喉を下った後,口の中には甘みを感じる.ストレートで飲むのが一番美味い.が,40度なので,食道,胃を痛めないように注意が必要.
もらってきたリーフレットを載せておく.
前回紹介の白波通販ショップでも売っているが,8500 6600円である.
どういうわけか,アマゾンはもっと安いのでリンクしておく. -
枕崎には花渡川という川がある.源は加世田市津貫で,この辺りの分水嶺からは大浦に流れる大浦川と加世田に流れる加世田川(万之瀬川と合流し,下流は万之瀬川)が始まっている.この花渡川を東から西に渡ると左手に薩摩酒造明治蔵がある.
薩摩酒造明治蔵の敷地に入って左手に花渡川ビアハウスがある.ここで昼食をとった.「薩摩ゴールド」「薩摩レッド」「薩摩ブラック」の3種類のビールがあり,まず,枕崎セットで3種類のビールを味わった.
食べながら飲むと,私には薩摩ブラックがほどよく苦く美味かったので,もう一度薩摩ブラックをいただいた.
この後,明治蔵を見学した.1867年のパリ万博に幕府に黙って薩摩藩が独自出展していたが,その時,この蔵から焼酎が出品されたとのことである.
この画像の右側に望楼入口とあるが,階段が有り,周囲を望む事が出来る.
柱は材を次ぎながら伸びており,階段の作りも興味深い.吹き抜けを上から下へ見下ろすと回り階段の様子がよく分かる.
最上階から,東へは,花渡川の向こうに枕崎の町があり,遠くに見えるのが開聞岳である.
南へは,海が広がっており,立神岩が見える.
とても楽しく過ごした.
薩摩酒造には御礼申し上げたい.
先ほどのビールだが,サツマイモで作っているので発泡酒ということのようだ.画像は白波通販ショップから拝借.こちらで購入できる.
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枕崎の南溟館で開催されている動くゴッホ展に行ってきた(2021/7/24 土曜日).
はじめて南溟館を訪れた.ゴッホ展,とあったのでどんなものだろうと思っていたが,行くまで動くの部分には気がついていなかった.
リンクが切れたときのために,サイトに掲載されたゴッホ展チラシを残しておく.
南溟館のなんめいとはどういう意味か,知らなかったので,調べてみると,南方の大海という意味で,溟の字には,暗いという意味の他に海という意味がある.枕崎の地に,良い名前である.
動くゴッホは,ゴッホの絵をデジタル処理して,シネマグラフ化したものであった.
肖像画では,少し動きすぎ,の感じがしたが,風景や背景のあのゴッホ特有のうねりが動くとき,彼にたぶん見えていたと思われる奇妙な世界の何かの存在感の大きさを感じた.
彼の精神的病についてはいろいろな説があるが,彼の絵は,その病理をあらわしたものであると思う.いつか,同じような絵を描く人物が現れる時があるのではないかと思っている.
全然関係ありませんが,動く絵 ねこちゃんのツイッター
親友の話
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このへんてこりんでかつ複雑な図形はRey複雑図形という.Rey-Osterrieth複雑図形とかRey-Osterrieth Complex Figure(ROCF)とも言われている.
描き写すだけでも難儀そうで,覚えて再生するのは,私にはできそうにない.
この図の模写および再生には,視覚的知覚,視空間構成,運動機能および記憶などの諸機能が関与すると考えられている.
何処がどうなっているか,少なくとも部分を書き写す間は覚えて置かなくてはならないから,模写するだけでも視覚性の随時記憶が必要である.
このRey複雑図形を模写するに当たっては,模写のやり方(どのような塊として図を認識し,どのような順序で描いていくか)ということが重要であるらしく,再生の成績と模写のやり方の間にかなり強い相関性があるとされている.
Rey-Osterrieth複雑図形における構成方略の評価とその意義
Rey複雑図形模写課題における認知症患者の遂行機能障害の評価